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「自然のなせる業」 野ウサギの足跡の上にキラキラ光る氷の結晶 冬の北海道の幻想的なワンシーンに感動の声
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氷点下12.8度を記録した、20日朝の北海道上富良野町。いくつもの気象条件がそろったときにだけ見ることができる、美しい自然現象が発生しました。その様子をとらえた動画は、X(ツイッター)で5万件近い“いいね”を集め、大きな話題になっています。撮影者の安彦 嘉浩(@yoshihiro_abiko)さんに詳しいお話を伺いました。
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「オルゴールの音が聞こえてきそう」
野ウサギの小さな足跡が点々と残る雪原。その上を、キラキラと輝く無数の結晶が舞っています。
まるでおとぎ話のようなワンシーンですが、これはダイヤモンドダストという自然現象を撮影したもの。大気中の水蒸気が氷結し、その結晶が太陽の光を反射させながら一面に舞う現象で、北海道のような寒冷地域の厳冬期に、快晴かつ無風といったさまざまな気象条件がそろった際に現れます。
「今朝の上富良野。久しぶりにダイヤモンドダストが出ました!」とメッセージを添えた投稿は話題になり、4.7万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「時間を忘れてうっとりしちゃいます」「オルゴールの音が聞こえてきそうです」「うわぁ~肉眼で見てみたいな!」「きれい……自然のなせる業……」など、感動の声が寄せられています。