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からだ・美容

歯間ブラシは子どもが使ってもいい? 使い方を誤ると逆効果に 汚れをきれいに落とす方法を歯科医師に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

劣化した歯間ブラシは使い続けずに交換する

 3つ目は、交換です。ワイヤーが曲がったり、毛先が開いたりした歯間ブラシを使っていると、歯肉を痛めてしまいます。また、劣化したものを使い続けると、効率的に汚れを除去できない可能性が高くなります。

 交換時期は消耗具合や商品によって異なりますが、ワイヤータイプのものの場合は、1か月に1回くらいの頻度で交換するといいでしょう。ゴムタイプのものは基本的に使い捨てです。

歯間ブラシの使用が向かない人もいる

 歯間の根元に隙間がない人は、無理に歯間ブラシを通すと歯肉を傷つけてしまう可能性があります。10~20代で歯間部に隙間がない人が、歯間ブラシを無理に通してしまうと逆効果です。加齢や歯周病により歯間に隙間が出始めたら、歯ブラシのほかに、フロスと歯間ブラシの両方を使用することをおすすめします。

 歯間の根元部分に隙間がない、子どもも同様です。歯間ブラシを無理に通すと歯肉を傷つけてしまうため、使用はおすすめできません。歯と歯の間に溜まった汚れは、歯ブラシだけでは落とし切れないため、フロスを併用するといいでしょう。近年はフレーバー付きのフロスなども販売されているので、親子で楽しく歯磨き習慣を身につけることができます。

◇松村賢(まつむら・けん)
「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。

(Hint-Pot編集部)