カルチャー
「え、しゃべってもいいの?」 ニュージーランド人が日本で不安に感じたこと ルールを勘違いしていた場所とは
公開日: / 更新日:

日本には独自のマナーが多くあります。とくに公共の場では他人に迷惑をかけないように振る舞うことが一般的。日本を初めて訪れているニュージーランド人男性たちは、ある日本独自のマナーを誤解していたようです。どのような勘違いだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
ニュージーランドからラグビーが縁で初訪日
ニュージーランドの南島から、初めて日本を訪れているケイシーさん、ディオンさん、ハンターさん。3人は同じアマチュアラグビーチームに所属しており、ディオンさんがコーチ、ケイシーさんとハンターさんは選手として活躍しています。
昨年、3人が所属するチームに日本のラグビーチームに所属する日本人選手が留学してきました。今回はその選手たちが出場する試合観戦をするために訪れ、再会を楽しみにしてきたそうです。
3人は10日間の滞在を予定していて、ラグビー観戦のほか、長野県白馬村でスキーやスノーボードを楽しみます。
故郷にない電車 マナーに順応しようと努力
ラグビーの試合を見るために、3人は電車で移動。普段、人口約8000人の小さな町に住む3人は、「僕たちの町には電車はないから」と、公共交通機関の利用に慣れていない様子でした。日本で電車に乗ったときには、驚いたことがあったといいます。
「電車の中が本当に静かだよね。しゃべっちゃいけないんだよね? それなのに僕たちはべちゃくちゃしゃべってしまって……」
日本の公共交通機関では、大きな声を出さない、携帯電話をマナーモードにする、通話はしないなどといった、たくさんのマナーがあります。そんな暗黙のルールに驚く外国人観光客は少なくなく、ディオンさんは話すことさえも禁止されていると思い込んでいたようです。
「え、しゃべってもいいの? そうか、通話だけダメなんだね」
ディオンさんは降車駅を間違えたとき、車内で少しパニックになり、その際はつい声を漏らしてしまったそう。その行為がルール違反ではないと知って、ほっと胸をなでおろしていました。
日本人選手が所属するチームの勝利も見守ることができ、「また来年も日本に来ようと思っている」と意気込む3人。再訪日でも、日本独自のマナーを守りながら、思う存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)