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子どもの熱性痙攣に「油断禁物」 脳炎、脳症や髄膜炎などの可能性を消防局が指摘 痙攣が続いている体のサインとは
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乳幼児期に起こりやすいといわれる熱性痙攣。自然と治まることも多く、救急車を呼んでいいのか悩むことがあるでしょう。尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、子どもの熱性痙攣について解説。重篤な疾患の可能性もあることから、「油断禁物」と呼びかけています。
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「熱が出て24時間以内に起こる5分以内の短い痙攣」
「子どもの熱性痙攣 油断禁物」
同局は、そんな見出しで動画を投稿。最近、話題になっているとして、子どもの熱性痙攣について説明しています。
「子どもの痙攣の多くは熱性痙攣といって、熱が出て24時間以内に起こる5分以内の短い痙攣です。(多くの場合)熱性痙攣では大きな後遺症を残すこともなく、5歳以上になれば、ほとんど起こらないといわれています」とのこと。
ただし、「まれに脳炎、脳症や髄膜炎など」重篤な疾患が原因で、痙攣を起こしている可能性を指摘。パッと見て痙攣が止まっているように見えても、実は「痙攣が続いている可能性があります」といい、子どもの体が示すサインを紹介しています。
・体が硬直している
・目線が合わない
・目が普段とは違う方向を向いている
・体の一部だけが痙攣している
子どもは、自分で体の異変をうまく伝えられません。注意深く見守るなか、もし不安に思うことがあれば、迷わず119番するよう呼びかけました。
投稿のコメント欄には「こういう発信、心強い言葉は本当にありがたいです」「息子が5歳のとき痙攣を起こし、救急車を呼びました。子どもが痙攣を起こした場合について、知識としては頭の片隅に入っていましたが、いざそうなると冷静に知識を……なんてできませんでした」「娘は3度、熱性痙攣を起こしました。そのたびに救急隊員の方にも、病院の先生たちに、不安になったら迷わず救急車を呼んでいいんだよとお声をかけていただき、ホッとしました」など、実際に子どもが熱性痙攣を起こした経験を持つ親を中心に、たくさんの声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)