2時間かけて作った雪だるま　おいしく食べるコムギくん

　雪だるまの味を堪能していたのは、せん馬で7歳の「コムギ」くんです。真駒内乗馬クラブで暮らしている馬の女の子のパートナーとして、山形県にある乗馬クラブからお迎えされました。現在は乗用馬として、たくさんのお客さんを喜ばせています。

　担当者さんによると、コムギくんは頭が良く、とてもお利口さんですが、いたずら好きな一面があるそう。話題の動画でも、コムギくんのそんな姿が垣間見えました。

「雪だるまを作るのに2時間かかり、食べられてしまったのは残念でしたが、コムギが満足げだったので許しました。雪だるまを豪快に食べるコムギと、それに伴い削れている雪だるまがおもしろかったです」

　動画を撮影したあとも、コムギくんは数分間、雪だるまを食べていたそう。普段から、コムギくん以外の馬も雪を食べることはあるようですが、「ここまでしっかり雪だるまを食べる馬は初めて見ました」と、担当者さんは驚いていました。

「“第二の馬生”も頑張る馬たちを応援していただけたらうれしいです」

　同乗馬クラブでは現在、18頭の引退競走馬、4頭の乗用馬、2匹の犬が暮らしています。馬たちは、馬術大会や乗馬体験などで活躍中です。

「あらかじめ見学希望日時をXのDMなどで教えてもらえれば、無料で見学可能です。ニンジンなどのおやつを持参していただくと、馬に食べさせることもできます。“第二の馬生”も頑張る馬たちを、応援していただけるとうれしいです」

　アットホームな雰囲気の同クラブでは、コムギくんをはじめ、たくさんの馬たちが仲良く生活しています。雪が降り積もったときには、みんなで雪を堪能する姿が見られるかもしれませんね。

（Hint-Pot編集部）