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おいしそうなわらび餅と思いきや…「笑ってしまった」 驚愕相次いだ意外な材料とは
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いつもとは違う作品作りに挑戦

投稿したのは、木彫りアーティストとして活躍するキボリノコンノさんです。これまでも本物そっくりな木彫り作品の数々が、SNSで話題になりました。ただし、今回の作品作りには新たな挑戦があったといいます。
「これまで、着色して本物そっくりに作った作品がSNSやネットニュースで話題になった際に、『着色してしまうと木であることの意味がないのでは』という声をいただくことが何度かありました。そんな方にも楽しんでいただけるような作品に挑戦してみたいと思って、今回の無着色作品を制作しました」
着色をせず、木のみでおいしそうなわらび餅を表現することにこだわって制作。きな粉には、木を削ったときに出た粉を利用しました。本物のわらび餅と同じサイズで、作業には20時間かかったそう。最も難しかった点は、やわらかいわらび餅の動きを、木で表現することだったと振り返ります。
「いつもは本物の食べ物を横に置いて常に観察しながら作っているのですが、わらび餅は伸びている様子を維持させることができないので、観察に苦労しました。そのため、実物を用意して、重力に対してどのように伸びるのか、箸でつまむとどんな形の変化をするのかなど、素材の特徴を何度も観察しました。木を彫る前に、油粘土を使って、実際に作る作品の形の検証もしています」
作りたい作品のアイデアリストは100個以上!

キボリノコンノさんに、次に制作したい作品について質問しました。
「作りたい作品のアイデアリストは100個以上貯まっているのですが、いつも『これはおもしろいかも!』と思いついた瞬間に、手が動いています。そのリストに書かず作ってしまうので、次の作品も、とんでもなくおもしろいアイデアが浮かんだ瞬間に作り始めるのだと思います」
精力的に活動を続けているキボリノコンノさん。作品を間近に見ることができるイベントも控えているといいます。3月20日(木・祝)~23日(日)に静岡県浜松市で「『芯』まで知れる、おどろ『木』の『絵』ンターテイナー3人展」を開催。今回の「木のまんまわらび餅」も展示予定だそうです。
木が持つ可能性を最大限に引き出す、キボリノコンノさんの作品に、これからも注目したいですね。
(Hint-Pot編集部)