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「自分のこづかいくらい、自分で稼ぎなよ」 夫の転勤で仕事を辞めたのに…モラハラに豹変 夫婦カウンセラーのアドバイスとは
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教えてくれた人:夫婦カウンセラー・原嶋 めぐみ

転勤などで新生活が始まる人も多い季節。環境が変わると、思わぬ夫婦トラブルが起きることもあるでしょう。新天地での新しい暮らしを楽しみにしていたのに、いざ引っ越してみたら夫が豹変してしまったという女性に話を聞きました。夫婦カウンセラーのアドバイスとともにお届けします。
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転勤についていった途端、態度が一変した夫
浜島けい子さん(仮名・38歳)には、「消してしまいたい過去」があるといいます。それは、前夫(以後、夫)との結婚生活です。
「結婚生活はわずか3年だったんですけどね。本当に無駄な時間だったので、返してほしいくらいです」
夫は、けい子さんが当時働いていた会社の取引先に勤めていました。交流会のような場所で出会い、真面目な気質に惹かれたこともあり、夫から告白されてすぐに交際が始まったといいます。その後、3年ほどつきあって結婚。順風満帆な暮らしを変えたのは、夫の東北地方への転勤でした。
「単身赴任にするか、帯同するか、夫婦で話し合いをした結果、私が仕事を辞めて夫についていくことになりました」
夫は自身の職場からほど近い場所に住まいを見つけてきましたが、そこは車がないと生活できない小さな田舎町。バスは朝と夕方の2~3便しかなく、電動アシスト付き自転車を使っても、最寄りの商店街まで30分以上かかります。
「私は車の免許を持っていないので、買い物などは夫に頼っていましたし、必然的に家にいる時間が増えてしまったんです。それを見た夫が『お前はダラダラできていいよな!』などと言い出したんです」