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ハワイの子どもを虜にさせる近未来カー“テスラ・サイバートラック” 日本で販売されない驚きの理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

ハワイでは販売だけでなくリースも

見かけたらラッキーと子どもたちが言うサイバートラック【写真:i-know】
見かけたらラッキーと子どもたちが言うサイバートラック【写真:i-know】

 さて、テスラ社の公式サイトによると、車両本体価格は標準仕様で6万6990ドル(約1000万円)~。最上位グレードのサイバービーストは9万4490ドル(約1400万円)~となっています。

 庶民には手が届かない値段ですが、同サイトで価格のページを開くと、まずリース価格が表示されます。サイバートラックが月807ドル(約12万円)、サイバービーストは月908ドル(約13万6000円)とありました。

 アメリカでは、全体の約25%が車をリース利用しています。また、何しろ特殊なデザインなので、まずはリースで1~2年だけ乗ろうという人が多いのかもしれません。

ハワイの新しいアクティビティに?

 日本では2024年2月、東京・豊洲のチームラボプラネッツ TOKYO DMMに1台だけ展示する形で初披露されました。しかし、2025年3月現在、販売はされていないようです。

 理由は、車体が銃弾をも跳ね返すステンレスでできていることや、鋭く突起しているデザインのため、日本やヨーロッパで歩行者安全基準を満たしていないからだとか。これをきっかけに、アメリカに歩行者保護に関する規定がないことを初めて知って、恐怖を感じています……。

 さらなる開発がなされない限り、この先も決して日本の一般道路を走ることはないサイバートラック。ハワイにやってくる日本人観光客からの要望なのか、ホノルル市内の空港~ホテル間をサイバートラックで送迎するプランを提供する日系の旅行会社もあるようです。

 のどかなハワイの街並みに、あの近未来的なデザインが合っているかはどうかは別として、ハワイ観光の新しいアクティビティのひとつとして楽しめるかもしれませんね。

※1ドル=149円(3月5日現在)で換算。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。