アメリカ・ハワイのロコ（地元民）と結婚し、現地で2人の子どもを育てている46歳・主婦ライターのi-know（いのう）さん。今回は、昨年末から見かけるようになった車のボディーカラーについてのお話です。第30回は「これぞ、南国！な黄色い車」。

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コロナ禍以降、白や黒などのベーシックな色が増えたハワイ

　10年前にハワイに移住したばかりの頃は、日本ではほとんど見かけないド派手な色の車が街を走っていることに驚きました。鮮やかなオレンジや緑、黄色、紫、ピンクなど。それらの車は南国の陽気な空気感にとてもマッチしていて、ハワイの街並みを明るく彩っていました。

　ところが、2020年のコロナ以降、白や黒、グレー、シルバーの車が目立つように。家の前の通りに路上駐車している車や、スーパーマーケットの広大な駐車場に停まっている車の多くがそうした色で、とても落ち着いた街並みに変わりました。

　景気が悪くなれば白や黒やグレーなど、売りやすい色が人気になると昔聞いたことがあります。

　ハワイを含むアメリカでは車を購入せずにリース契約をする人が多く、全体の約25%の人が2～3年に1回、新車に乗り換えることが珍しくありません。そのため、社会情勢が車の色に出やすいのではないかと思います。

2024年以降は黄色の車を好む高齢女性をよく見るように

　しかし、2024年の年末以降、大きな変化が！　なんと、鮮やかな黄色の車をよく見かけるようになったのです。

　最初は、目立ちたがり屋の若者が好んで乗っているのかと思いましたが、日に日に黄色い車は増え続け、60代くらいの女性がマツダの黄色いコンパクトカーに乗っていたり、70代くらいの女性がスバルの黄色いSUV車を運転していたりする姿を見かけたことも！（トヨタ＆ホンダは老若男女問わず不動の人気を誇っていますが、ハワイのご年配の方から、スバルはとても人気です）

　それほど黄色の車は、ハワイで一般的になっています。