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「つまらないものですが」 昭和の決まり文句は失礼? 知らないと恥ずかしい手土産のマナー
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教えてくれた人:和漢 歩実
手土産の選び方のポイントとは
手土産には、相手に喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。とはいえ、何を選べば良いか迷うこともあるでしょう。場面や相手にふさわしい品物を選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
まず個人に渡す場合は、相手の好みやライフスタイルに配慮することが大切です。事前に相手の好きなものや食物アレルギーの有無、食習慣などを調べておくと、より適切な品物を選ぶことができます。
また、取引先への手土産は、配りやすい個別包装になっているもの、賞味期限の長いものを選ぶと良いでしょう。相手の人数が多いことを考慮して、足りなくならないように多めの数を用意します。
日持ちするクッキーやマドレーヌなど、常温保存が可能な焼き菓子は定番です。一方、各個人で食べるタイミングが異なるため、要冷蔵・要冷凍のものは避けます。また、外で渡す場合は相手が持ち帰りやすいよう、かさばるものや重いものを選ばないようにしましょう。
手土産は、大切なコミュニケーションのひとつ。ただ品物を渡すだけではなく、ちょっとした言葉を添えると、好印象につながります。訪問やあいさつの機会があるならば、今回のポイントを参考にして、気持ちの伝わる手土産を選んでみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾
