認知症の親を介護する日々は、ときに切なさと向き合うこともしばしば。そんななか、X（ツイッター）では認知症の母親が息子の誕生日に取った行動が大きな話題になっています。覚えていないはずの誕生日に届いた、思いがけないプレゼントに、多くの感動の声が殺到。投稿者のじゃどさん（@judsan12）さんに、詳しいお話を伺いました。

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「『何か大事な日』と思い、買ってきたのではないかしら」

「ちょっと居眠りした隙にひとりで買い物に行ってしまった認知症の母が、6人分の寿司を買ってきてしまった！　ちなみにもう、今日が何月何日かわからないので、僕の誕生日はわかっていません！　でも誕生日に寿司は悪くないかも？　予定外だったけれども！」

　そう綴った投稿に添えられた写真には、4人前の握り寿司セット、1人前のいなりずし、そして1人前の巻き寿司が写っています。まるで家族全員がそろう日のような量です。どれも「20％引き」や「半額」の割引シールがついており、お得感もあります。

　投稿日は3月17日。この日は偶然にも、じゃどさんさんの誕生日でした。しかし、認知症の母親は、日付の感覚がない状態だそうです。それでも、母親からのサプライズに「誕生日に寿司は悪くないかも？」との喜びが綴られています。

　投稿には13万件の“いいね”が集まりました。リプライ（返信）には「お誕生日おめでとうございます！」「お母様の愛をたくさん感じます」「涙が止まらない……お母様を大切に」「6人分以上のお母様の気持ちかもしれませんね」「『何か大事な日』と思い、買ってきたのではないかしら」など、多くの祝福と感動の声が寄せられました。