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カルチャー

「すごくおもしろいですね」 初訪日のデンマーク人が驚愕 複雑さを感じた光景とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

デンマーク人の(左から)リブさんとジュリーさん【写真:Hint-Pot編集部】
デンマーク人の(左から)リブさんとジュリーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界中から多くの観光客が訪れるようになった日本。その独自の都市設計や交通システムは、外国人にとって新鮮な驚きになることも少なくありません。初めて日本を訪れたデンマーク人女性たちは、日本の都市の「立体的な構造」に圧倒されたといいます。彼女たちがカルチャーショックを受けたのは、いったいどんなところだったのでしょうか。

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初来日のふたり 地下鉄を使って移動

 デンマークからやってきた、リブさんとジュリーさん。ふたりとも、日本へ来るのは初めてです。11日間の旅程で、東京と京都に滞在。東京では渋谷や新宿などを散策し、浅草で着物も体験しました。

 そんなふたりに日本の印象について尋ねると、リブさんは人の多さに驚いたといいます。

「とにかく人と情報が多い! とくに東京の地下に入ると、ここにもこんなに人がいるんだと、びっくりしました。地下にもお店がたくさんあって、すごく発展していますよね」

 多くの地下街がある東京。とくに東京駅周辺や新宿駅、渋谷駅などのターミナル駅は広大な地下空間が広がり、毎日多くの人でにぎわっています。日本人にとっては日常の風景ですが、ジュリーさんには新鮮に映ったようです。

「デンマークでメイン通りといったら、街の中心に一本ある感じだけれど、日本は大きな通りから一本曲がったらまた新しい世界が広がっている。同じ新宿の中でも、地下から外に出たらまた違う雰囲気の世界があって、すごくおもしろいですね」

 デンマークでは普段、自転車や車を利用することが多いというふたり。「東京の複雑な地下鉄に圧倒されています。乗り換えとか出口とか、集中しないといけなくて、すごく緊張します」とリブさんは笑います。

 日本の公共交通機関は世界でも高い評価を得ていますが、駅が迷路のようだと感じる外国人観光客が少なくありません。観光庁が2023年に実施した「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」によると、訪日中に困ったこととして「公共交通の利用」が上位に挙げられています。

 立体的に発展した日本の都市空間に驚きながらも、日本文化を心から楽しんでいる様子のふたり。残りの滞在期間中も、日本ならではの魅力をたくさん見つけてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)