どうぶつ
「異論は認めます」 餓死寸前から救われた元保護ねこが8.2キロのビッグボディに成長 「大きいのがわかる」一枚にほっこり
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子ねこの頃から大切に育てた愛猫。大人になっても、かわいらしい赤ちゃんのような存在だと感じている飼い主さんも多いでしょう。ときには、その成長ぶりに気づかないことも。X(ツイッター)では、貫禄たっぷりなねこに注目が集まっています。「太っているのではなく……」との主張には共感の声が。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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「太っているのではなく、大きい!」 圧倒的な存在感に驚きの声
「虎三郎は太っているのではなく、大きいのがわかると思います。異論は認めます(笑)」
そんなコメントとともに投稿された写真には、1匹のキジトラねこが写っています。なんと、飼い主さんが両手で抱えてもはみ出るほどの大きさで、まっすぐこちらを見つめる表情はとても穏やかです。
ふっくらとしたお腹がかわいらしく、思わず顔をうずめたくなりそう。飼い主さんからたくさんの愛情を注がれて育ったことが、写真からも伝わってきます。
投稿は3.8万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「おっきいねこちゃん、かわいいですよねぇ」「立派なにゃんちゃんですね」「大きいというか貫禄があるのですね」「存在感がすごい!」「で! で! でかい」「骨太なだけですよね!」などの声が寄せられました。
餓死寸前だったところを飼い主さんが保護

4月で9歳になる、元保護ねこの男の子の「虎三郎」くん。少し臆病なところもありますが、おっとりとした性格で、ぷっくりとしたマズルがチャームポイントです。
もともとはいぬ派だったという飼い主さんですが、ある日、虎三郎くんと運命的な出会いを果たします。
「近くの公民館で餓死寸前の状態だったんです。保健所から食べ物や水を与えないようにと言われていると聞き、保護しました」
そんな経緯で迎えられた虎三郎くんは、飼い主さんの愛情をたっぷり受けて立派に成長しました。その姿をXに投稿しているうちに、飼い主さんは、虎三郎くんが「ほかのねこよりかなり大きいかも?」と思うようになったそう。
「虎三郎をとくに大きいとは思っていなかったのですが、Xのコメントで気づきました。私は今でも、小さな赤ちゃんだと思っています」
オスの成猫の体重は一般的に3~5キロほどといわれていますが、虎三郎くんの現在の体重は8.2キロ。ほかのねこよりビッグサイズですが、これまで病気になることもなく、健康的な毎日を過ごしています。
体は大きくても、いつまでも子どものような虎三郎くん。「豊かな表情、甘えん坊な仕草、すべてがかわいいですね。ねこはみんな天使です」と、飼い主さんは目尻を下げます。
つらい環境から救ってくれた飼い主さんと、幸せいっぱいに暮らす虎三郎くん。これからも大きな愛に包まれる、穏やかな時間が続きますように。
○取材協力:キジトラ虎三郎(@TH82624015)さん
(Hint-Pot編集部)