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美容師が繰り返し「しみないですか?」と聞く深いワケ ヘアカラーがしみる原因や対策を現役美容師に聞いた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

暖かくなり、髪色を明るくするなどイメージチェンジしたくなる人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
暖かくなり、髪色を明るくするなどイメージチェンジしたくなる人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 新生活で初めてヘアカラーをする人や、春らしいファッションに合わせて髪色を変える人が多い季節です。美容室でヘアカラーをする際、毎回「しみないですか?」と確認されるのは、なぜなのでしょう。東京都内のヘアサロンで日々、幅広い年代の女性の髪をケアしている美容師のアミさんに、ヘアカラーについて詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「『これまで大丈夫だから、ずっと大丈夫』ではない」

 ヘアカラー剤を塗った際に、頭皮がヒリヒリするなどしてしみる原因は、体質やその日の体調、頭皮のコンディションなどさまざま。「アレルギーの可能性もある」とアミさんはいいます。一般的なカラー剤にはジアミンをはじめ、アレルギー症状を起こす場合もある成分が含まれているそうです。

「特定の成分によるアレルギーの場合、花粉症などと同様に体内に蓄積されていき、一定量を超えると突如、症状が出るようになるといわれています。そのため、『これまで大丈夫だから、ずっと大丈夫』ではないんです。アレルギーの場合、症状が出たら基本的に“しみない体質”には戻れないことから、同じカラー剤は使えません」

 美容室でヘアカラーをすると、これまでしみたことがないのに毎回「しみないですか?」と聞かれるのは、こうした理由があるからだそう。“これくらいなら大丈夫”と我慢してしまう人もいますが、「そのときは大丈夫でも、あとからひどくなるかもしれないので、気になったら美容師に伝えたほうがいいです」とアミさんは注意を促しました。

頭皮に塗布しないヘアマニキュアなど代わりになるものも

 しみた場合は、すぐに薬剤を洗い流して、成分などの情報を教えてもらい、皮膚科医を受診するのが最も安全な対処法です。もし、ジアミンアレルギー症状が出てしまったら、カラーリングを楽しめない、白髪染めができなくなると考えてしまいますが、代わりの選択肢はあるといいます。

「ジアミンアレルギーの原因となる成分を含まない、ノンジアミンのカラー剤や植物性のヘナなどは大丈夫というケースも。ただ、色の種類が少ないので、好みのカラーを再現しにくい面はあります。色数を増やすために、薬品を混ぜてカラーバリエーションを作っている製品がありますが、その薬品で別のかぶれが生じる可能性があるので、おすすめはできません」

 そのほか、頭皮に塗布しないヘアマニキュア、お湯で洗い流せるタイプのヘアカラーは、問題なく使用できる場合が多いとのこと。

 もしも、カラー剤がしみると感じたときは、「施術の途中でも、代わりになるものに変更してもらう相談をしてください」というアミさん。繰り返し注意を促すのには、理由があると話します。