Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

「日本はいいなぁ」 イギリス人が日本の旅館で感動 快適で「忘れられない」ものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ノルウェーから来た(左から)アマンダさんとジェレミーさん【写真:Hint-Pot編集部】
ノルウェーから来た(左から)アマンダさんとジェレミーさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本を訪れる外国人観光客なかには、日本人の日常や習慣に強い関心を抱いている人もいます。ときには、日本では当たり前なことが、新鮮な体験になることもあるようです。ノルウェーから来たカップルは、日本の旅館での体験が忘れられないそう。いったい、どんなものに出合ったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

「日本はいいなぁ」 2回目の訪日も満喫中

 2年ぶりに日本を訪れている、ノルウェー出身のアマンダさんと、イギリス出身のジェイミーさん。現在ノルウェーに住むふたりは、2025年4月時点では直行便がないため、飛行機を乗り継いでやってきました。

「お寺や日本のポップカルチャーが好きだから、また来たかったのです」とアマンダさん。今回の日本旅行では、2週間の滞在で、前回行くことができなかったという河口湖や名古屋、姫路をめぐりました。

 訪れる先々で日本グルメも満喫しています。ふたりによると、ノルウェーでは外食が高額で、1人あたり8000~9000円ほどかかるといいます。そのため、頻繁には行けず、飲みに出かける際も、まず家で数杯飲んでから外出するのが一般的だそう。

「ノルウェーには、こんなに気軽に外食を楽しめる環境がないんです。だから、日本はいいなぁ」と、アマンダさんは本音をこぼしていました。

ノルウェーにはない 広々とした床暖房に掛け布団

 日本のさまざまな土地をめぐったふたりは、ノルウェーでは出合えない体験にときめいたといいます。

「畳の床暖房です。これは気持ちよかった! ノルウェーだと洗面所には床暖房を入れることはあるけれど、リビングに入れるとなると大がかりで大変だし、お金もかかるから一般的ではないです」

 日本よりかなり北に位置するノルウェー。首都のオスロでは、冬は月平均気温がマイナス4度、夏でも16度ほどまでしか上がらない寒冷地です。多くの住宅でセントラルヒーティングのほか、少ない電力で効率よく部屋を暖めたり冷やしたりできるヒートポンプが普及しています。

 日本の床暖房をうらやむアマンダさんの横で、ジェイミーさんは異なるアイテムに夢中になっていました。

「日本の旅館での掛け布団が忘れられないです。種類の違うものをかけてくれて、すごく快適でした」

 四季のある日本では、布団の種類も豊富。冬は厚めの掛け布団や毛布、夏は肌掛けやタオルケットなど、使い分けている人もいるでしょう。欧米ではベッドが主流のため、畳の上に寝具を敷いて寝るという体験も日本ならではだったのかもしれません。

「またすぐ(日本に)帰ってきたいです」というふたり。3回目の訪日でも、日本の魅力を見つけてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)