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キャサリン妃が“第二のカミラ夫人”となる可能性 かつて英王室が恐れていたこととは 英紙が報道
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一時的に関係を解消したことで“早すぎた恋”と比較されることも
ヘンリー王子とメーガン妃の“引退宣言”で揺れる英王室。メーガン妃は結婚後、バッシングの嵐に悩まされてきた。また、現在ではウイリアム王子と3人の子宝にも恵まれ、英国王室の看板妃とも言えるキャサリン妃も、かつては王子との交際発覚からメディア攻勢にさらされてきた。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は「王室はキャサリン妃が“第二のカミラ夫人”となる可能性を恐れていた」という見出しで、結婚前のキャサリン妃についての記事を掲載。これまでキャサリン妃がカミラ夫人を無視していたとの報道が出たり、他にもカミラ夫人がウイリアム王子とキャサリン妃の結婚を反対していたなど、ふたりの微妙な関係性をメディアはかき立ててきた。ではなぜ王室はキャサリン妃が“第二のカミラ夫人”となることに怯えたのか。「ウイリアム王子とヘンリー王子」などの王室関連の著作本で知られるケイティ・ニコールさんが解説した。
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キャサリン妃が“第二のカミラ夫人”となるといった不安が王室に走ったのは2004年、当時交際が伝えられていたウイリアム王子とキャサリン妃が「一時的に関係を解消する」と発表した際のことだった。
「この時、王室関係者の中には70年代前半に知り合ったチャールズ皇太子とカミラ夫人の“出会いが早すぎた恋”と比較する人もいました」とニコールさん。若くして交際を始め、一時破局したウイリアム王子とキャサリン妃に、皇太子夫妻を重ね合わせた人がいたようだ。
チャールズ皇太子とカミラ夫人はそれぞれ別の相手と結婚するが、お互いの感情が衰えることはなかった。このカミラ夫人への思いが後年、ダイアナ元妃との結婚生活に亀裂を生む引き金となったのは周知の事実だ。
ウイリアム王子から“冷却期間を置こう”と言われ、キャサリン妃は実家に戻り傷心の日々を送っていた。一方、ウイリアム王子はロンドンで自由の身となり、パーティーを楽しんでいるとの報道も流れた。
しかしこの一時の別離の期間、キャサリン妃を助けたのがエリザベス女王の夫、フィリップ殿下だったという。ウイリアム王子の祖父は、キャサリン妃に「時が来ればウイリアムから指輪が贈られるはずだ」と伝えたという。
このフィリップ殿下の言葉に勇気付けられ、キャサリン妃は後にウイリアム王子との恋を成就して“第ニのカミラ夫人”となる可能性は消えた。しかし、もしもこの言葉がなかったら、素敵なキャサリン妃には別のお相手が登場して新たな恋に落ち、今とは全く違う人生に身を任せていたのかも知れない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)