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「なんでもとりあえず褒めるアメリカ人が」困惑 日本のスニーカーが「ヤバイ」と噂になったワケ
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アメリカは他人のファッションに寛容で、個性を尊重する文化があるといわれています。しかし、自身が履いているスニーカーが、周囲のアメリカ人の間で噂される事態になったという日本人男性の投稿が、X(ツイッター)で話題に。アメリカ人を驚かせたスニーカーは、いったいどんなデザインだったのでしょうか。投稿者の山口慶明(@girlmeetsNG)さんに、詳しいお話を伺いました。
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日本のキャラクターをデザイン 奇抜なスニーカーに驚愕
「アパートの住人用ジムに日本で買ってきたミャクミャク様スニーカーを履いて行っているのですが、今日仲良しの隣人アメリカ人から『お前アパートのアメリカ人の間で“ジムにヤバイ靴履いてる日本人がいる”って噂になってるぞ』って教えられたw」
そんなコメントが添えられた写真には、ジムのマットの上で足を伸ばす人物が写っています。視線を奪われるのは、赤と青のコントラストが鮮烈なスニーカー。ソールに目玉の模様がデザインされています。
実は、このスニーカーは大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」がモチーフになったもの。そのインパクトのある見た目は、アメリカ人の間で噂の的になったようです。
投稿には、21万件の“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「ミャクミャクを国際的なスターにしてしまった」「もしかしたら超ヤバイ(いかしてるぅ)なのかw」「え、欲しいんですけど!!」「足に目がついてますからね」と、奇抜さに驚く人からの声が寄せられています。
「マジで? どんなふうに噂になっているの?」

投稿者の山口さんは、企業の駐在員として6年前からアメリカで暮らしています。話題になったスニーカーは、「3月に日本へ帰国した際に購入し、ここ1か月ほどアメリカで履いています」とのこと。
普段はジムでの運動に使用していて、「あなたの靴、おもしろいね……(Your shoes are interesting.)」と言われたことはあったものの、まさか話題になっているとは思わなかったという山口さん。隣人から「スニーカーが噂になっている」と教えられたときはとても驚き、「マジで? どんなふうに噂になっているの?」と聞き返したといいます。
「アパートのコミュニティでは、『靴がこっちを見てきた』『呪われた靴(cursed shoes)』などと言われていたようです。それを聞いて、心の中で『怖がらせてごめん……』と思いました。なんでもとりあえず褒めるアメリカ人が、言葉に詰まって『interesting』と絞り出している感じが無性におもしろく感じましたね」
ちなみに、山口さんがミャクミャクのスニーカーを買ったのは「ひとめ見て、そのインパクトに目を奪われ、試しに履いてみたらクッション性が抜群かつ軽くて足にフィットし、すごく履き心地が良かった」からとのこと。
ミャクミャクや、大阪万博の存在を認識しているアメリカ人は周囲にいないようですが、山口さんは興味津々な様子。「(万博に)行く予定はありませんが、各パビリオンの建築が素晴らしいと思うので、それらをじっくり鑑賞したいなとは思います」と、期待に胸を膨らませていました。
(Hint-Pot編集部)