からだ・美容
2児の母の美肌ドクター 時間がないなかで変えたくない毎日のルーティン マイルールにしている朝食とは
公開日: / 更新日:

春の訪れとともに、紫外線も気になる季節を迎えました。季節の変わり目は、肌の不調が気になる人も少なくないでしょう。テレビやメディアでも活躍し、その美肌から「むき卵肌ドクター」として知られる消化器内科医、美腸・美肌評論家の工藤あきさんに、美肌をキープするための実践しているマイルールをお聞きしました。
◇ ◇ ◇
“飲む美容液”みそ汁に、オイルをプラスしてオメガ3を摂取
医師として働きながら、2人のお子さんを育てる工藤さん。日々忙しく過ごしていますが、ハリとツヤのある、輝くような美肌が印象的です。とくに大切にしているのは、食事だといいます。
「私が“飲む美容液”と呼んでいるのが、みそ汁です。みそ自体が発酵食品で腸内環境を整えてくれます。そして、仕上げに小さじ1杯のアマニ油やエゴマ油をかけます。アマニ油は熱に弱いといわれていますが、できあがったみそ汁に入れるのであれば、風味も変わらず、成分の効果も期待できます」
アマニ油やエゴマ油をかけるのは、オメガ3系脂肪酸(オメガ3)を手軽に補えるから。「美肌の本質は、体のめぐりを整えることです。血流、腸内環境、細胞の新陳代謝――。それを整えるには、オメガ3が不可欠なんです」と説明。
オメガ3は、人間の体内では作ることができない必須脂肪酸のひとつで、食事から摂取する必要がある脂肪酸です。サバやアジなどの青魚には豊富に含まれていますが、厚生労働省が一日の目安量とするのは、アジ約3匹分に相当するのだそう。
「毎日アジを3匹食べるというのは、あまり現実的ではないですよね。そこで便利なのが、スーパーマーケットなどでもよく見かける、アマニ油やエゴマ油です。オメガ3が豊富に含まれているので、小さじ1杯ほどでアジ3匹分にあたる量が摂取できるといわれています。忙しい方でも続けやすいのでおすすめです」