庭で保護されたつむじくんに「“兄弟”を…」　保健所からお迎えされたもずくくん

　微笑ましい光景を見せていたのは、キジトラの「つむじ」くんと、黒ねこの「もずく」くんです。どちらも男の子で、動画の撮影当時はつむじくんが生後2か月、もずくくんが生後1か月。もずくくんがお迎えされてすぐのことでした。

　つむじくんは、とにかく優しくて甘えん坊。人にもねこにも寛容で、何をされても怒らない穏やかな性格の持ち主です。一方、もずくくんは人懐っこくて甘え上手。お迎え当初から「出してー！　遊ぼー！」とアピールする元気いっぱいな性格で、飼い主さんのことが大好きです。

　つむじくんが飼い主さん家族の一員になったのは、飼い主さんのお母さんに保護されたのがきっかけでした。

「私が外出中に、母が自宅の庭で保護しました。突如現れて、1日2度の確保劇の末に、近所の方の手助けもあり無事確保。母ねこが現れるか、しばらく様子を見たそうですが、気配はなかったそうです」

　こうしてつむじくんをお迎えしたあと、「“兄弟”が欲しいだろう」と考えた飼い主さん。保健所のサイトでもずくくんを見つけ、すぐ引き取りに行きました。

　初対面の日は別々の空間で過ごし、2日目はケージ越しに対面したという2匹。つむじくんはシャーと威嚇しながらも、爪を出さず、興味津々に手を伸ばしていたといいます。

お迎え3日目、一気に距離が縮まったつむじくんともずくくん

　話題になった動画は、もずくくんを迎えてから3日目の昼寝後に撮影されました。まだ距離を保っていた2匹でしたが、突然つむじくんが近づき、毛づくろいを始めたそうです。

「これをきっかけに一気に距離が縮まり、一緒に遊んで、くっついて眠るようになりました」

　もしかしたら、出会ったときからお互いに気になる存在で、早く一緒に遊びたかったのかもしれませんね。そんな2匹の様子を見て「うれしさや感動と、なんだこりゃーっていう、笑いと涙が出ました（笑）」と飼い主さんは振り返ります。

　それから2年の月日が流れるなか、“家族”が増え、現在はねこが4匹に。これからも、優しさにあふれた幸せな日々が続きますように。

○取材協力：たまはち（@tama894x）さん

（Hint-Pot編集部）