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「音を聞いたらすぐに避難!」 落雷事故の被害を防ぐ行動を政府広報が呼びかけ リスクを小さくする「雷しゃがみ」とは
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天気の急変や大雨などで発生する雷。いつ、どこで起きても、おかしくない自然災害のひとつです。10日には、奈良県内のグラウンドで、中高生が雷に打たれる事故が発生。昨年の4月には、宮崎県でも同じような落雷事故が発生しました。政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)は、「雷鳴時にとるべき行動」をを紹介。身を守るためのポイントを呼びかけています。
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「雷の音がしたら、すぐに丈夫な建物や自動車に避難」
気象庁の「雷検知数の季節的特徴」によると、関東や中部、近畿地方を中心とした広い範囲では6~8月の夏季に、日本海沿岸では12~2月の冬季に、相対的に多く雷が検知されています。しかし、これらの季節に限らず、雷は一年を通じて発生する自然現象のひとつです。
同アカウントは「雷は音を聞いたらすぐに避難!」の書き出しで、「雷の音がしたら、すぐに丈夫な建物や自動車に避難してください」と注意喚起をXに投稿。さらに、雷が鳴っているとき「傘をさして歩いたり、木の下で雨宿りしたりすることも危険です」と呼びかけています。
添えられたリーフレットの冒頭には、「雷鳴が聞こえたら、まずは頑丈な建物や自動車に避難することが第一です」と書かれています。そして、雷の性質や雷鳴時にとるべき行動を紹介しています。
○雷の特徴
雷は高い所に落ちやすい性質があります。雷が鳴る中で傘をさして歩くことや、木の下や電柱の近くは危険です。
○避難場所がない場合は?
木などがあれば4メートルくらい離れた場所(保護域)で両足をそろえて耳をふさぎしゃがむ「雷しゃがみ」の体勢を取ると比較的リスクを小さくすることができます。
アウトドアなど屋外での活動が増える季節。安全に楽しむためにも、雷鳴が聞こえた際の避難先や対処法をしっかり確認しておきたいですね。
(Hint-Pot編集部)