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「日本らしい感じがしますね」 アメリカ人が日本の文房具に感激 時間をかけて選んだお土産とは
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世界から高品質と評価されることが多い日本製品。使用感を追究した商品はもちろん、種類の豊富さも魅力のひとつです。訪日を熱望していたアメリカ人は、じっくり時間をかけてお土産を選んだそう。いったい、どんなものを買ったのでしょうか。
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念願の日本旅行で「痩せるほど歩いた」
アメリカ・オーランド在住のデニスさんは、兄夫婦とともに3人で日本を訪れました。3人とも訪日を熱望していて、5年ほど前から計画していましたが、「コロナ禍が始まってストップしてしまいました。あれから5年、ようやく叶ったという感じです」とデニスさんは笑顔を見せます。
2週間の滞在で、東京近郊エリアをめぐるそう。東京散策や、寺社仏閣に足を運んで文化体験を楽しむ予定です。
「日本は別世界で、旅行する場所というイメージがあったけど、下北沢とかに行ってみたら、住むのもいいなぁという思いになりました。海も山も数時間で行けて、シティライフもリラックスした場所もあって、日本は住むのにも良いですよね。アメリカだと、都会も海も山も何も近くにない、という土地がけっこう存在するので」
さらに、デニスさんが暮らすオーランドと比べて、驚いたこともあったようです。
「僕が住んでいるオーランドは車社会だから、どこに行くにも車やバスが必要。東京だと歩けちゃうから、いままでこんなに歩いたことないんじゃないかってくらい歩いているよ。痩せたかもしれない(笑)」
「なんでそんなに時間かけるの? って兄夫婦には言われるかもしれないけど…」
東京の街をたくさん歩いたデニスさん。そのなかで、ショッピングも楽しみました。日本の人気のお土産のひとつ、包丁も購入しましたが、最も興味を持ったのは日本の文房具でした。
「今日は文房具を見に、銀座にある大きな店に行きました。こんなに文房具を集めた店はないと思います。全フロアを見て回って、ペンと手帳を買いました。オンラインで手に入れられるものもあるかもしれないけど、試したり手に取ったりすることはできないし。こういう文房具にこだわるのって、日本らしい感じがしますね」
デニスさんはとくに、ペンを選ぶのにかなりの時間をかけたといいます。
「ペンを選ぶのになんでそんなに時間かけるの? って兄夫婦には言われるかもしれないけど……(笑)。そのペンを使うたびに良い気分になって、人生に良い影響を与えるなら、こんなに良いことはないでしょ」
日本製のペンは機能性が高く、色やサイズの種類も豊富。デニスさんは、クオリティの高さはもちろん、安価で手に入ることにも感激していました。ペンひとつとってもさまざまな種類を取り扱う日本の文具店で、お気に入りの一本に出合うことができたようです。
アメリカへ帰国後もこだわりのペンを使うたびに、日本で過ごした時間を思い出してくれるといいですね。
(Hint-Pot編集部)