愛犬が散歩中に突然立ち止まり、その場に寝転がって“散歩拒否”された経験がある飼い主さんもいるでしょう。X（ツイッター）では、流れるように“散歩拒否”を発動し、堂々と地面に寝転ぶいぬが話題になっています。通行人が思わず笑顔になる“拒否”ぶりに、2万件を超える“いいね”が。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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飼い主さんが名前を呼んでも反応なし

「歩きたくなーーい。後ろから来たわんこ連れのご夫婦に『あはははは。ごっろーん。疲れちゃったかー？』と笑われちゃった今朝の“散歩拒否”犬」

　そんなコメントとともに投稿された動画には、いぬが映っています。やわらかな日差しが差し込む散歩道をのんびりと歩いていますが、2～3歩進んだところでぴたりと停止。そのままゴロンと地面に寝転んでしまいました。

　飼い主さんが名前を呼びかけても、いぬは無反応。その様子を見て、通りすがりのご夫婦が笑ってしまいます。すると、いぬはむくっと上半身を起こし、「見てた？」というような表情を浮かべました。

　飼い主さんから「頑張って」と声をかけられ、水を差し出されると、気を取り直したようにまたゆっくりと歩き始めました。

　投稿には、2.4万件の“いいね”が集まり、リプライ（返信）や引用リポストには「心地良くてゴロゴロしたくなるよね」「何このポテポテした生き物は……かんわいー　癒やされたー」「実家で飼ってたいぬもこんな感じで転がってた」など、さまざまな声が寄せられています。

公園内をまったり散歩しながらゴロン

　マイペースに散歩を楽しんでいたのは、シーズーとミニチュアダックスフンドのミックス犬で8歳の「うーきー」ちゃん。おっとりした性格が魅力の女の子です。過去にも、かわいらしい“散歩拒否”姿が話題になりました。

　動画が撮影された日、うーきーちゃんは代々木公園で開催されたイベントに参加。たくさんの人やいぬたちでにぎわうなか、のんびりと公園内を散歩していました。しかし、この日は気温が高かったこともあり、いつも以上に足取りが重かったそうです。

「少し歩いてはゴロンの繰り返しでした。声をかけてくださる方々には目であいさつしていましたが、もしかすると声をかけてもらうためにゴロンをしているんじゃないか？　と思いました」

　たびたび立ち止まりながらも、公園出口まで、自分の足でしっかり歩いたうーきーちゃん。その後はカートに乗って、ランチを楽しみに行ったといいます。

気ままに見えても確認は怠らないうーきーちゃん

　愛嬌たっぷりの“散歩拒否”で、すれ違う人たちをなごませるうーきーちゃん。ただ、寝転がってまったりしながら、しっかりと周囲をチェックしているようです。

「どういう基準で選んでいるのかわからないのですが、気になるわんちゃんと、まったく気にしないわんちゃんがいます。小さくて静かなわんちゃんがやってくるとスルーしますが、大きいわんちゃんがハァハァと近づいてきたら逃げます。体の大きさにかかわらず、パピーちゃんには起き上がって優しくあいさつします」

　そんな気分屋なところも、うーきーちゃんの魅力。これからも、飼い主さんとの散歩を楽しんでほしいですね。

○取材協力：うーきーtheごろん（@the38405888）さん

（Hint-Pot編集部）