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「そこがドイツとは大きな違い」 初訪日のドイツ人が感動 母国ではありがちでも日本では目にしていないこととは
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海外へ行くと、その国の文化や人々の振る舞いに驚かされることがあります。日本には独特のマナーや習慣があり、それに感激する外国人観光客も少なくありません。初めて日本を訪れたドイツ人母娘は、母国との違いを感じて驚いていました。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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公共交通機関の正確性と利便性に「ドイツではあり得ない」
ドイツ出身のハイクさんとリンダさん母娘は、初めて日本を訪れています。2週間の滞在で、東京、金沢、京都、大阪をめぐる予定です。
「日本は、伝統文化やシティライフ、自然などを味わえる国だから行きたいと思ったんです。それから、日本食をたくさん味わいたくて。これが大きな決め手になりました!」
移動の多い旅のなかで、とくに感激したのは日本の公共交通機関の正確さと利便性。「時間通りに来て、信頼できてすごいですよ。次の電車やバスがちょっと待っただけで来ます。ドイツではあり得ないです」と、母国との違いにハイクさんは驚きを隠せない様子です。
さらに、外国人にとって利用しやすい工夫にも感心していました。
「車内のスクリーンやアナウンスが複数の言語になっていて、とてもインターナショナルで親切だなと思いました。あと、地下鉄の路線が色分けされていて、わかりやすいのがいいですよね。乗り換えもとてもスムーズです」
「感じの良さに感動」 訪日前の不安は杞憂に
日本を訪れる前、日本に対して興味と同時にやや不安も覚えていたようですが、杞憂に終わったそう。
「ドイツと似た部分もあると聞いていたけど、日本に来てみて、感じの良さに感動しています」
そうハイクさんが目を輝かせると、娘のリンダさんも間髪入れずにうなずきました。
「街を歩いていて、怒りや悲しみの表情をまだ一度も目にしていないんです。それに、ドイツよりも人がずっとフレンドリーでオープン。日本人は他の人と接するとき、自分勝手に動くのではなくて、周りをよく見て対応してますよね。社会性があって、そこがドイツとは大きな違いがあるなと思います」
日本には、社会的調和を保ち、「和」を重んじる集団主義的な文化があるとされています。周りの人との距離感を大切にする日本人の振る舞いに、ふたりは感銘を受けたようです。
ドイツとの違いを感じ、新鮮さを覚えたというふたり。残りの滞在でも、日本の魅力を見つけながら旅を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)