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ベルギー人「とてもきれいでした」と念願の桜に満面の笑み 花見をするために訪れた意外な場所とは
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春に日本を訪れる外国人観光客にとって、桜は楽しみのひとつ。ベルギーから初めて日本を訪問した母娘も、桜を見ることが目的でやってきました。ただ、ふたりが向かったのは、一般的に知られている桜の名所ではない場所。いったい、母娘が向かったのはどこだったのでしょうか。
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日本で行きたかった場所を満喫
ベルギーから初訪日したナタリーさんとイリアさん。2週間の滞在で、母娘での二人旅を満喫中です。
「日本に来たのは、イリアが行きたがったからなんです」と母のナタリーさん。イリアさんは「桜が見たかったんです」と、はにかみながらその理由を明かしてくれました。
ただ、ふたりは桜の名所などを訪れることはとくにせず、もともと訪問予定だった場所で桜を楽しんだそう。
日本でふたりが行きたいと思っていたのは、多くの外国人観光客が訪れる大都市ではなく、長野県と岐阜県境あたりの木曽路と呼ばれる中山道や、世界遺産にも登録されている高野山など自然あふれる場所。実際に中山道を歩き、馬籠宿や奈良井宿などの宿場町もめぐり、その道中で桜を見ることができたそうです。
「とてもきれいでした」と、念願の桜を見ることができたイリアさんは、満面の笑みを浮かべました。
木曽路が海外で脚光を浴び始めたのは2016年頃、イギリスの公共放送・BBCに取り上げられたのがきっかけとされています。以来、「サムライロード」や「サムライトレイル」と呼ばれ、外国人観光客の関心が高まっているようです。
「このあたりに行くことを選んだのは、日本の原風景が見られると聞いたからです。日本には、新宿のようにとても近代的な部分もあるけれど、中山道のように昔の風景も残っている。とても魅力的でした」
日本旅行の最後に、東京へ足を運んだふたりは、それまで訪れた先とのコントラストも楽しんでいる様子。また違う季節に、異なる表情の日本を見にきてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)