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メーガン妃 現在はカナダに 「主要王族からの引退」を表明した後すぐに英国を去る 英紙報じる
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あまりの身勝手さにエリザベス女王をはじめとする他の王室メンバーは怒りを隠せない
英国王室の主要メンバーから身を引くことを宣言したメーガン妃とヘンリー王子。報道を受け、ろう人形が展示されていることで知られるイギリスの観光名所「マダム・タッソー」はヘンリー王子夫妻のろう人形を他のロイヤルメンバーから離れた場所に移動させたことも話題になっている。英国はもちろん世界に衝撃が走る中、メーガン妃はすでにカナダに戻ったという。わずか3日間だけの英国滞在で「とんぼ返り」していたことが明らかになった。
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英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、サセックス公爵(ヘンリー王子)夫妻は長男アーチーくんを世話係のナニーと一緒にカナダに残して英国へ帰国。王室はおろか、英国民や世界中にも大きな衝撃を与えた王室主要メンバーからの引退宣言を発表すると、メーガン妃は長男が待つカナダへすぐさま引き返したという。
一部報道ではヘンリー王子も一緒にカナダへ戻ったとも伝えられているが、「メール」紙は「引退宣言の騒動は、ヘンリー王子ひとりに任せてカナダへ渡航」と報じた。これではエリザベス女王をはじめ、今回の表明が“寝耳に水”だった英王室のメンバーとの意思疎通を完全に拒否しているようにも見える。
夫妻の表明は「王室の主要メンバーとしての立場から退き、経済的な自立を目指す」としながらも、「これからも女王陛下を支援する」「北米と英国でバランスをとりながら活動する」とあり、完全な引退宣言ではなく「パートタイム王族宣言」とも言える内容だ。
となると、その立場と活動の線引きは宮殿側の声明にもあるように「極めて複雑な作業」となり、これから行われると予測された両者の話し合いの成り行きに注目が集まった。
しかし当事者のひとりであるメーガン妃はさっさとカナダへとんぼ返り。アーチーくんを残したところから、この行動も当初から計画していたことは明らかだ。
英国の報道ではエリザベス女王も非常に心を痛めており、チャールズ皇太子、またウイリアム王子も怒りを隠せない状態だという。
今回のサセックス公爵夫妻の宣言は、そんな王室の困惑と怒りを英国全土に振りまいたとも言えるが、当の本人はすでに国外へ。パートタイムもいいが、こうした身勝手にも見える振る舞いも今後の世論に影響するのは間違いない。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)