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「日本のホテルの部屋はちょっとだけ…」 予算300万円、オーストラリア人夫婦の“豪遊旅行”、唯一気になった点は?
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長期休暇のチャンスができれば、海外旅行で羽を伸ばしたいですよね。インバウンド客の中には、念願の日本旅行に合わせて、仕事の都合を付けて休みを取って大奮発する人もいます。初めての日本旅行は、なんと32日間の旅程。しかも予算は約300万円。オーストラリア人の40代夫婦のゴージャス旅行に迫りました。
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お気に入りのファッションブランドはサマンサタバサ
南半球のオーストラリアからやってきた、夫のワインさんと妻のタニヤさん。ロングバケーションを利用して、初めて日本の地を踏みました。32日間の旅行の終盤。銀座でお買い物を楽しんでいます。
「日本の皆さんは本当に礼儀正しく、心優しい方々ばかりです。全国どこに行っても、街中や施設が清潔に保たれていて感激しています。素晴らしい文化を持っていると実感しています」
夫婦は口をそろえて、日本の美しさをたたえます。
郵便局に勤めるワインさんと、鉄道関係の仕事に就くタニヤさん。共働き夫婦は、待ちに待った日本旅行に、“大型予算”を組みました。東京をはじめ、大阪・広島・京都といった有名観光地を訪ね回り、海外客に人気の飛騨高山、富士山の眺望を楽しむ河口湖巡りなど、目いっぱい満喫しました。
予算300万円をフル消費。宿泊費や交通費だけでなく、神戸牛や「キャベツがたくさん入っていた」広島のお好み焼きなど和食グルメにも惜しみなく使いました。お買い物も全力です。飛騨高山の春祭り会場で浴衣を衝動買い、銀座では日本酒の杯(さかずき)をチョイス、お目当ての宝石も手に入れて、お土産には伝統的な陶芸品も。
また、タニヤさんは「一番高かった買い物」として、お気に入りの日本ブランド・サマンサタバサのハンドバッグを購入したことを教えてくれました。「他にも、日本の伝統品の扇子や箸を買ったわ。そうそう、私は日本のタオルに驚いたのよ。フェイスタオルもハンドタオルも、柔らかくてハイクオリティー。それに、カワイイ。日本文化はすべてが感動的だわ」と、最大限の賛辞を送ります。
大満足の旅で、少しだけ気になった点があるそうです。ワインさんは「日本のホテルの部屋はちょっとだけ、狭く感じたね。日本は個室のサイズがちょっと小さいかな。オーストラリアは土地が広いから、僕たちがそう感じるのだというのは分かっているよ」と、率直な感想を口にしました。
さて、“夢の日本旅行”の最後をどう締めくくるのでしょうか。タニヤさんが待ち望んだプランがあるそうです。「東京ディズニーランドよ! ランドもシーも両方のチケットを買ってあるのよ。大好きなミニーマウスに会えるのは、夢がかなったようで、本当にうれしいわ」。事前に予約して、どのアトラクションやショップを回っていくのかを入念に想定しているそうで、タニヤさんは子どものように目を輝かせます。
時間もお金も思い切った、日本での長期休暇。人生にとって最高の思い出になったのなら、聞いているこちらも幸せになりますね。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)