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水や食べ物、虫など「思わぬリスク」が GWの海外旅行者に注意喚起 「安全・健康に楽しむため」気をつけるべきこととは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ゴールデンウィークを海外で楽しむ人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
ゴールデンウィークを海外で楽しむ人も(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 いよいよ始まったゴールデンウィーク。空港や新幹線の駅では、楽しい旅へ出発する人たちの混雑が始まっています。政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)は、連休中に海外へ行く人に向け「安全・健康に楽しむため」のポイントを紹介。トラブルに巻き込まれないよう、注意を呼びかけています。

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海外では水・食べ物、虫や動物に注意を

 大手旅行会社・JTBが実施した調査によると、今年のゴールデンウィークの旅行者数は推計2345万人。そのうち海外へ渡航する人は55万人で、前年より10%増加しています。

 政府広報オンラインの公式Xアカウントは、「海外旅行を安全・健康に楽しむために」との書き出しで、気をつけるべきポイントを投稿。「海外旅行は日常にはない解放感を得られる一方、思わぬリスクも潜んでいます」と注意喚起しました。投稿には、気をつけるべきポイントまとめた画像も添えられています。

 まず、水と食べ物についてです。画像によると、旅行先では飲料水や食べ物が細菌やウイルスなどに汚染されている場合があるので、以下のことに気をつけたほうが良いそう。

・水道水を飲めない国に渡航する場合は、ボトル入りの水を飲むようにする
・ジュースや乳製品は、信頼できる店舗や場所で飲む
・氷は生水から作られている可能性があるため避ける
・食べ物は、完全に火が通ったものを温かいうちに食べる
・とくに、生の魚介類や野菜、生焼けの肉は避ける

 また、虫や動物を媒介した病気にも注意。デング熱やマラリアなどに感染しないよう「虫除け対策」の徹底や、狂犬病や鳥インフルエンザ、中東呼吸器症候群(MERS)を予防するために「動物には近づかない」ようにすることが大切です。

・肌の露出が少なく、色の薄い衣類を選び、シャツの裾はしっかりとたくしこむ
・履物はサンダルではなく靴を履く
・虫よけ剤を使用する
・犬、猿、猫、コウモリ(アメリカ大陸ではアライグマ、スカンク、キツネ)といった哺乳類には十分注意する
・病気の鳥や死んだ鳥に近寄らない。生きたニワトリを多数扱っているマーケットに行かない
・ヒトコブラクダとの濃厚接触や、生のミルク、非加熱の肉などの摂取を避ける

 政府広報オンラインの公式ウェブサイトの特集ページ「海外旅行を安全・健康に楽しむために必要な準備と知識」には、旅行前の準備から、旅行中のトラブルや急病の対処法、帰国時や帰国後の体調不良まで、より詳しく紹介されています。

 体調不良に見舞われてしまうと、せっかくの旅が台無しになってしまうことも。海外では医療環境が日本と違うことも多いため、より安全に気をつけて旅を楽しみたいですね。

(Hint-Pot編集部)