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「イギリスと比べると、その差は明らか」 イギリス在住のドイツ人 日本で親近感を覚えた光景とは
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ルールやマナーを重んじ、周囲に迷惑をかけないことを大切にする日本人の姿勢は、多くの外国人から好意的に受け止められています。日本を初めて訪れたイギリス在住のドイツ人は、以前から抱いていた“日本のイメージ”が現実そのものだったことに感心すると同時に、日本人のある行動にハッとしたそうです。日本らしさを実感したのは、いったいどんな光景だったのでしょうか。
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訪日前から「日本に抱いていたイメージ」
ドイツ出身で、現在はイギリス在住のフロリアンさん。日本出張に合わせて休暇を取り、旅を楽しんでいます。仕事のスケジュールが始まるまで、5日間と限られた自由時間のため、東京を中心に観光することに。築地市場や浅草、江戸城跡などに足を運びました。
実際に日本へ来るのは初めてですが、街の様子は想像通りで、日本の素晴らしさを感じていると、フロリアンさんは笑顔で話します。
「日本に抱いていたイメージは、クリーンであること。ゴミが落ちていないとか、清潔だとか、そういったイメージは来る前からありました。実際に来てみて、それが本当だと実感しています」
「ドイツ人と近い感覚を持っている」
そんなフロリアンさんは、日本で目にしたある光景をきっかけに、日本人に親近感を抱いたといいます。
「日本人は車がまったく通っていなくても、横断歩道で信号が赤だったら、みんな待ちますよね。その光景を見て、『おっ?』と思いました。ドイツでも信号をきちんと待つ人が多く、ドイツ人と近い感覚を持っているのを感じました。今、住んでいるイギリスと比べると、その差は明らかです」
規律を重んじる人が多く、勤勉な国民性だといわれるドイツ。そんなドイツ出身のフロリアンさんであっても、日本のほうがより秩序だっていると感じたようです。
「でも日本のほうがドイツよりも、より厳密に信号を守っています。だから、『日本人はルールやマナーをしっかり守るんだな』と新鮮に感じましたね」
街中のちょっとした様子に、親近感や日本の素晴らしさを実感しているフロリアンさん。残りの滞在や日本での仕事を通じて、たくさんの良い発見があると良いですね。
(Hint-Pot編集部)