カルチャー
「パリのは汚いんです、とても」 フランス人が母国との違いを実感 日本の素晴らしさを絶賛した理由とは
公開日: / 更新日:

世界中から、たくさんの観光客が訪れる日本。短期間の滞在でも、各地を精力的に巡る人も少なくありません。初訪日のフランス人は、日本のアートを楽しむため、さまざまな土地へ足を運んでいるそうです。そのなかで母国との大きな違いを感じ、日本の魅力に気づきました。彼が絶賛したのはいったい、どんなことなのでしょうか。
◇ ◇ ◇
「アートの島なのですよね」
フランス・パリからやってきたアドリアンさんとベアトリスさん。日本を訪れるのは今回が初めてです。「日本に来たのは、主に美術的な要素に興味があったからです」とベアトリスさん。
とくに楽しみにしているのは、瀬戸中居に浮かぶ小さな島、豊島(てしま)を訪れることなのだそう。「アートの島なのですよね」と、目を輝かせます。3週間滞在し、ほかにも東京や鎌倉、日光、河口湖、京都、大阪などをめぐる予定です。
日本人が好きだというアドリアンさんは、日本食にも興味津々です。「毎食、楽しんでいますよ」と、滞在を満喫していると笑顔で話しました。
「とても簡単でわかりやすいです」
東京を拠点に、鎌倉や日光を訪れたふたり。鉄道や地下鉄を駆使して、快適な旅を楽しんでいるそうです。
「日光へ行くのには、東武日光線を使いました。日本の公共交通機関は、とても簡単でわかりやすいです」と、ベアトリスさんは話します。
東京をはじめとした日本の大都市では、駅構内が複雑で“ダンジョン”と称されることもあります。しかし、同じように公共交通機関が充実し、複雑な構造の駅も少なくないパリから来たふたりは、とくに戸惑うこともなかったようです。
「シンプルで、しかもとてもきれい」と語るベアトリスさんの言葉に、アドリアンさんは大きくうなずきます。そして、「パリのは汚いんです、とても」と、日本の列車内が清潔に保たれていることを絶賛しました。
滞在中は日本のマナーを重んじ、「日本式にならっています」とゴミの扱いに気をつけているそう。これから訪れる土地でも、清潔で美しい日本の風景を楽しんでくださいね。
(Hint-Pot編集部)