日本を訪れた外国人観光客が驚き、感動するものは、おもてなしの心だけではありません。旅行者たちの視点から見ると、街中には日本の素晴らしさを感じる光景がいくつもあります。あるフランス人夫婦や、オーストラリア人、クロアチア人が驚いた場所とはどこだったのでしょうか。

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「フランスにはない！」　地下鉄のホームドアに釘付け

○「あんな装置、フランスにはないもの」　フランス人が日本の公共交通機関で「完璧」と感激した意外なものとは

　フランスからやってきた、セバスチャンさんとイングリッドさん。ふたりは夫婦で、東京や京都をめぐる2週間の旅を満喫していました。

　日本の街の清潔さや喫煙マナーについて、「フランスとは大違い」と話すセバスチャンさん。ほかにも、日本では当たり前のように見かけるものに興味津々な様子でした。それは、地下鉄のホームに設置された「ホームドア」。

「地下鉄のセキュリティが完璧だよね！」と話し、ホームドアの写真をスマートフォンに収めるほど大興奮。セバスチャンさんによると、ふたりが暮らす街の駅にはまだ設置されておらず、都内で頻繁に見かけるその光景が印象的だったようです。

　日本では地下鉄のほぼ全駅にホームドアが整備されていますが、海外ではまだ珍しい存在。整然とした交通設備に、ふたりは感動していました。

「声が大きいよ」と注意する日本人の気配り

○「それだけ周りに気配りをしていて素晴らしいと思ったわ」　オーストラリア人が日本の電車で感動　とても印象的だった日本人の行動とは

　アジアをめぐる旅の最後に、日本を訪れたオーストラリア人のウィルさんとイブさん。広島や大阪、東京をめぐり、しまなみ海道のサイクリングも体験するなど、アクティブに日本を満喫していました。

　そんなふたりが感銘を受けたのが、日本人の公共マナー。イブさんは「電車で話すときも『しっ！　声が大きいよ！』って注意し合っていたのを見て、それだけ周りに気配りをしていて素晴らしいと思ったわ」と感心していました。

　またウィルさんも、「どこにいてもうるさくする人がいない」と日本の静けさを称賛。公共の場での振る舞いに対する意識の高さを高く評価し、「違和感はなかった」と話します。

　旅行中には、レストランで外国人観光客が少し騒がしかったことが気になり、「うるさいなぁと思ったら、同郷の人だった（笑）」ということもあったそう。日本の公共空間の静けさにすっかり馴染んでいました。