話題
「その伝え方ええやん」 カプセルトイがやりたい4歳娘 父が伝えた言葉に「私にも刺さりました」の声
公開日: / 更新日:

開けるまで、何が入っているかわからないカプセルトイ。そのワクワク感も楽しみのひとつですが、欲しいものが出ないと残念に思うこともありますよね。そのリスクを娘に理解してもらいたい父の言葉が、X(ツイッター)で8万件を超える”いいね“を集めています。いったい、どんな言葉を伝えたのでしょうか。投稿者のれいん 4y1y絵本(@r28s14m)さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
娘に考える選択を与える父に称賛の声も
4歳と2歳の女の子を育てるれいんさん。ある日、家族みんなでお出かけをしていると、4歳の娘さんがカプセルトイを見つけました。このとき、娘さんはシッポのようなものがついた、300円のキーポルダーを欲しがったそう。
試しに回させてあげようとしたところ、れいんさんの配偶者さんが娘さんに、カプセルトイを楽しむための注意点を伝えます。
「一番欲しいのどれ? じゃあ一番欲しくないのどれ? ガチャガチャは一番欲しくないのが出ても大事にしてくれるなら1回してもいいよ。ガチャガチャは欲しいのが出ないことのほうが多い」
お金を無駄にしてはいけないこと、そして物を大切にすることを、4歳児にも理解できるように優しく教えた配偶者さん。その様子を見て、れいんさんは「その伝え方ええやん」と感心するのでした。
娘さんへの配偶者さんの言葉を綴った投稿には、8.4万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「素敵!! その伝え方今度やってみよ~」「昨日ガチャガチャに3600円使って一番欲しいのが出なかった私にも刺さりました(笑)」「素晴らしい教育」「めちゃくちゃいい伝え方ですね! 納得しますよ」など、称賛の声が続々と寄せられました。
「この伝え方は誰かの役に立つのではないかと思いました」
配偶者さんから諭されると、「いらないの出たら嫌だし、もったいないからやめとこうかな」と娘さんは納得。そんな娘さんを見て、配偶者さんは「そっかー、何が出てもうれしいのがあったらやろうね」と言って、その場をあとにしたそうです。
子どもたちには「射幸性の高いガチャガチャやゲームを、まだあまりやらせたくない」と考えているれいんさん。配偶者さんが、娘さんにただ「ダメ」と言うのではなく、自分で考えて選択させる方法を取ったのを見て「いいなぁ」と感じたといいます。
「娘が自分で判断して、納得して決めていたので、今後何かが欲しくなったときにも、その考え方が生きてくるのではないかと思いました! 彼なりに子どものことは大事にしていて、今回の伝え方もそうですが、子どものマネーリテラシーなどについても考えてくれているのかなと思います」
今回の投稿について、「ガチャガチャをやらせるか否かで悩む投稿を見かけていたので、この伝え方は誰かの役に立つのではないかと思いました」とれいんさんは振り返ります。
子どもだけでなく、大人も夢中にさせるカプセルトイ。回す前に一度、自分に問いただすのも大切かもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)