日本を訪れる外国人観光客の目的はさまざま。ベルギーからやってきた母娘は、桜を見るために訪日しました。さまざまなことを楽しむなか、ふたりには、母国にもあるけれど、日本で体験し「まったく別物」だと衝撃を受けたものがあったそう。いったい、どんなものと出合ったのでしょうか。

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自然と文化に触れる母娘の旅

　ベルギーから初めて日本を訪れた、ナタリーさんとイリアさん。母娘の二人旅で、2週間ほど日本に滞在するそう。中山道や高野山など、日本の文化や自然を感じられる土地を中心にめぐります。

　今回の旅は、イリアさんが「桜が見たい」と熱望して実現しました。ただ、特別な桜の名所を訪れることはなく、山道を散策中にところどころに咲く桜を楽しんだそう。

　日本の春の景色は、ふたりにとって忘れがたいものになったようで、「とてもきれいでした」と感動していました。

「ベルギーでも日本食レストランには行ったことがありますが…」

　日本を満喫するなかで、ふたりには母国にもあるけれど、「全然違う」と感じたものがあったそうです。それは、日本食です。

「ラーメン、刺身、そばなどを食べました。ベルギーでも日本食レストランには行ったことがありますが、日本で食べるものはまったく別物という印象でした。ベルギーでも、高級なお店なら近い味に出合えるかもしれませんが……」

　海に囲まれた島国の日本だからこそ、鮮度が高くおいしく食べられる刺身。また、日本独自の出汁で、奥深さを堪能できるラーメンやそばといった麺類も、日本で食べるからこその味わいだったのかもしれません。

　ほかにも、肉と野菜を炒めたものがご飯の上に乗った丼ものも印象に残ったそう。「名前はわからなかったのですが、とてもおいしかったです」と振り返ります。日本での食体験は、ふたりの心にしっかりと刻まれたようです。

　四季折々の自然や料理を楽しめる日本。今度は違う季節に遊びにきてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）