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お餅2切れで作る「蒸し雑煮」と「もちもちレンコンチーズ」 簡単2選

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

「蒸し雑煮」(右)と「もちもちレンコンチーズ」(左)【写真:和栗恵】
「蒸し雑煮」(右)と「もちもちレンコンチーズ」(左)【写真:和栗恵】

棚や冷蔵庫の中で、残り2~3個になったお餅。あとちょっと! とは思うのですが、家族みんなで食べるには少ないためなかなか食べる機会がなく、春になってもそのまま残されていた……なんてこと、ありませんか? そこで、“あとちょっと!”のお餅を飽きずに美味しく消費するテクニックをご紹介します!

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福岡県の郷土料理「蒸し雑煮」。お餅が旨味を吸い美味【写真:和栗恵】
福岡県の郷土料理「蒸し雑煮」。お餅が旨味を吸い美味【写真:和栗恵】

この発想はなかった! 福岡県朝倉の伝統料理「蒸し雑煮」

茶碗蒸しの中にお餅を入れる「蒸し雑煮」は、筑前の国(現在の福岡県)の朝倉(あさくら)地域に伝わる珍しいお雑煮です。鶏肉や卵、かまぼこから出る旨味をお餅が吸い、美味しくいただけるのがポイント。お餅を小さくカットすることで、小さなお子さんや、高齢者も安心して食べられる逸品になりますよ!

【材料】(3~4人分)
餅 2切れ
卵(Mサイズ) 3個
白だし 大さじ3
水 440ml
鶏むね肉 100g
紅白かまぼこ 3~4cm分
ミツバ 適宜
大根 適宜

【作り方】
1、餅は1.5cm四方くらいの立方体にカットする。かまぼこは厚さ5mmに切り、大根は2mm程度の薄い輪切りに。ミツバは2~3本をとってくるくると丸め、結んでおく。鶏肉は食べやすい大きさに切る
2、卵をボウルに割り入れたら、水を大さじ1(分量外)加え、菜箸を垂直に立てるようにして、泡立てないようによく解きほぐす
3、小さめサイズのどんぶりの底に大根を敷き、1のお餅を2~3個置いたら、その上に鶏肉、かまぼこ、ミツバを飾る
4、2の卵液を、茶こしやアク取りなど目の細かい小ザルを通して濾しながらゆっくりと流し入れ、残っている餅を上から載せる
5、中華鍋に器を並べたら、器の三分の一程度はり、フタをして火にかける
6、沸騰したら弱火にし、8分ほど蒸す。固まっていたらできあがり

我が家には蒸し器がないため中華鍋で作っていますが、蒸し器がある方は、ぜひそちらを使ってください。