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アーモンド 粒で食べるより粉砕したミルクで手軽に摂取 専門家直伝 活用レシピ3選
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教えてくれた人:柴田 真希、井上 浩義
“第3のミルク”として注目 ビタミンE豊富 寒い時期に飲みたいアーモンドミルク
寒さが厳しくなるこれからの季節。温かい飲み物があるとほっとします。健康意識の高まりや菜食ブームの到来に伴って今、注目されているアーモンドミルクを使ったレシピを紹介します。近年は「植物性ミルク」の市場が活性化し、ミランダー・カーはじめ海外セレブたちが愛飲しているということから、アーモンドミルクに注目。牛乳、豆乳に続き“第3のミルク”と呼ばれ、最近は日本でも店頭で見かけます。慶應義塾大学医学部教授の井上浩義先生によると、アーモンドに含まれるビタミンEは血流を促進させる作用もあるとされ、粒よりもミルクのほうが摂取しやすいといいます。ちなみに、生のアーモンドを水につけてミキサーでかくはんなどすると、アーモンドミルクは家庭でも作れるそうです。
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井上先生によると、アーモンドのビタミンE 含有量は、全食品中でもトップクラス。ビタミンEは強力な「抗酸化作用」をもち、酸化ストレスから体を守ってくれることが期待されるそうです。ビタミンEは体内でさまざまな働きをしています。そのひとつとして、毛細血管を拡張させて血流をよくする作用があるそうです。寒さで冷えなどが気になるこれからの季節に良さそうです。
「すべての成分が細胞の中に入っているので、粒のままのアーモンドより、それを粉砕したアーモンドミルクの方が、栄養成分の吸収率は高くなります。アーモンドミルクは、硬いアーモンドを噛まなくてよいので、咀嚼が苦手な子どもや高齢者にも向いています。栄養バランスがよく、少量でエネルギー補給できるため、スポーツ中や後に飲む飲料としても適していますよ」と解説。
幅広い年代で取り入れやすいアーモンドミルク。ビタミンE のほか、オレイン酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養成分が豊富。そのまま飲んだり、コーヒーに加えたりするのも良いですが、寒くなってきた今、さらにおいしく楽しめるレシピを管理栄養士の柴田真希さんが紹介します。