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「日本はすごく多いなと感じています」 フランス人が日本で買い物中に戸惑ったこととは
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きめ細やかなサービスや清潔さで称賛される日本の暮らし。一方で、訪れた外国人のなかには理解しがたいこともあるようです。初めて日本を訪れたフランス人夫婦は、旅の途中でふと目にした光景に戸惑ったそう。それは、買い物中に覚えたちょっとした違和感でした。いったいどんなことだったのでしょうか。
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「いつか来たかった」念願の日本旅行
フランスから訪日したジュリアンさんとオセアンさん夫妻。年に2~3回、合計約6週間も旅に出るというほど旅行好きなふたりですが、日本へ来るのは今回が初めてです。3週間滞在し、前半は東京、後半は名古屋や奈良、大阪、京都などをめぐるそうです。
「日本の食は魅力的だし、日本の漫画や作品に慣れ親しんできたから、それがイメージとして強く印象に残っていて、いつか来たかったんだ」
強い関心を持って日本にやって来たジュリアンさんですが、東京を実際に訪れてみて、人の多さに圧倒されたそうです。
「東京は巨大な都市。そして人が多い! 多い時期だというのは知っていたけど、それでも人の多さを感じますね」
日本とフランスの文化の違いに驚愕
そんなふたりが戸惑ったことはほかにも。買い物の際に、フランスとの違いにとても驚いたといいます。
「日本は食品を購入するときに、プラスチックの包装がすごく多いなと感じています。とくに果物などの生鮮食品。プラスチックのケースに入っていて、さらにプラスチックで包まれる」
オセアンさんによると、フランスの包装は紙が主流。環境への配慮からプラスチック削減が進んでいるそうで、「エコロジーではないな、と思いました」と語ります。
実際に、フランスでは2022年1月から1.5kg未満の、未加工の野菜や果物のプラスチック包装が禁止されるなど、使い捨てプラスチックの削減が進められています。日本でも、プラスチック廃棄量削減を目的に近年、レジ袋有料化が義務づけられました。しかし、日本の衛生面への配慮や、より良い状態の商品の提供を意識した包装は、過剰包装に映るかもしれません。
異国の地では戸惑いだけでなく、新しい発見もつきもの。ふたりには後半の旅も満喫してほしいですね。
(Hint-Pot編集部)