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「ネーミングセンスがすごすぎる(笑)」 クマが寝ているタルトの名前が“笑撃”的 京都の洋菓子店で予約打ち切りの大反響
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すやすや眠るふわふわのクマさんがのった、優しい甘さのタルト。しかし、そんなかわいらしい見た目からは想像がつかない、驚きのネーミングがX(ツイッター)で大きな話題になっています。集まった“いいね”はなんと31万件。どんな経緯で名付けたのでしょうか。投稿者のパティスリーミムラ(@pat_mimura)のオーナーパティシエ・三村彰さんに詳しいお話を伺いました。
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かわいらしい寝顔を浮かべたクマのブリュレにほっこり
「タルト・クマネテルヤン」
そんなユニークな名前のタルトがXで大きな話題になっています。土台は、直径13センチほどの焼きチョコタルト。チョコのアーモンドタルトに、生チョコを絞ってから焼き上げています。
その中央には、かわいらしい寝顔を浮かべた、うつ伏せ寝の茶色いクマさんが。ルカンテンウルトラという滑らかに固めてくれる寒天を使った冷製ブリュレと、ふわふわのスポンジ生地で作られています。
期間限定から通常商品になったことを知らせる投稿には、なんと31万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「クマ寝てるやん! あ、商品名がそうなってたのね(笑)」「何やこれケーキも名前もかわいすぎて最高か……」「ネーミングセンスがすごすぎる(笑)」など、くすりと笑ってしまうネーミングに注目する声が。
また、「かわいすぎて食べられない」「これは食べにくいやつw」など、あまりのかわいさに食べるのを躊躇してしまうという意見や、「安すぎる」といった声も寄せられています。
こどもの日の特別企画から生まれたタルト
センス抜群のタルトを販売しているのは、京都市北区の静かな街角にたたずむ、オレンジとグリーンの扉が目印の「パティスリーミムラ」です。地域に根ざした小さな洋菓子店で、お店を切り盛りするのは、オーナーパティシエの三村さんと配偶者さん、そしてご両親の4人だけ。
「品切れしてしまうこともあり、お客様をお待たせしてしまうこともあるのですが、温かいフォロワーさんやご近所の方々に支えられて、なんとか毎日ケーキ屋を続けられています」と三村さんは話します。
もともとこのクマさんは、デコレーションケーキのオプションとして、予約限定で販売していたそう。しかし、三村さんは「こどもの日に、少しでも安価にクマさんをお届けしよう」と思いつき、急遽3日~5日の3日間限定で、「タルト・クマネテルヤン」を販売することにしました。
販売開始の知らせは、かなりギリギリだったにもかかわらずすぐに予約が殺到し、最終的には予約を打ち切らざるを得ないほどの人気に。公式LINEに「子どもが喜んでいた」「おいしかった」といったお客様からの喜びの声もたくさん届きました。