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「何もかも違います」 日本の桜を楽しんだベルギー人親子 母国より「断然多い」と感じたものとは
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旅行先で母国との違いに驚く瞬間は、旅の醍醐味のひとつです。初めて訪日する外国人は、日本ではありふれた光景に感動する人が少なくありません。ベルギーからやってきた親子も、日本の暮らしや街の雰囲気に新鮮な印象を覚えたそう。いったい、どんなことだったのでしょうか。
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日本の桜を見るため来日したベルギー人親子
ベルギーから初めて日本を訪れたナタリーさんとイリアさん親子。2週間の母娘旅で、中山道や高野山など、自然豊かな場所をめぐっていました。
「日本に来たのは、この子が行きたがったんです」とナタリーさんが言うと、「桜が見たかったんです」と、日本を訪れたかった理由を明かすイリアさん。
桜の名所に足を運ぶなど、特別にお花見をしたわけではありませんでしたが、山道の散策中に桜を目にすることができ、「とてもきれいでした」と母娘で癒やしのひと時を過ごせたようです。
日本の街の静けさに驚き
ナタリーさんとイリアさんは、初めての日本の旅を満喫するなか、母国ベルギーとの違いを感じることが少なくないそう。
驚くことが多く、「何もかも違いすぎて……」というイリアさんに、ナタリーさんもうなずきます。なかでも印象的だったのが、日本の街中で多く目にした車のタイプです。
「たくさんの電気自動車――EVカーを目にしました。日本のほうが、ベルギーより断然多いと感じて驚きました」
さらにナタリーさんは、街の様子にも大きな違いを感じているそうで、「本当に何もかも違います。日本のほうが大きい都市で人も多いのに、車をはじめとして騒音がないです」と話します。
電気自動車の多さが要因ではありませんが、日本では必要以上にクラクションを鳴らす人が少ないほか、公共の場で騒音を出さないように気遣う文化が根づいています。混雑する場所では会話を控える人も多く、訪日外国人が日本の街の静けさに驚くことは少なくありません。
日本の豊かな自然と都会をともに体験したふたり。次回は、別の季節や土地の景色を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)