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「どうやって見るの?」 中学生の娘が「写ルンです」でパニックに…「今の子知らないですよね~」共感続々

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

「写ルンです」を巡る子育てエピソードが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
「写ルンです」を巡る子育てエピソードが話題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 学校行事で、ちょっと懐かしいカメラが使えるようになったけれど、中学生の娘が「パニック」に……。ジェネレーションギャップを伝えたSNS投稿が話題になりました。近年、ブームが再燃した「写ルンです」を巡るほっこりエピソードを、投稿者にお聞きしました。

 ◇ ◇ ◇

「子どもがこのカメラでどんな写真を撮ってくるのか、楽しみにしています」

「中学生娘氏、学校のイベントに写ルンですのみ持ち込み可とのことで久々に購入。

一枚練習で撮影。
『撮ったやつどうやって見るのー?』
『えっ、見れない?は?』
『え?写真屋さんに…?持って行く…?え?』
『お金がかかるの???』
『え、いつ見れるの?』
『え?????』

パニックである」

 X(ツイッター)に投稿したのは、渡辺いわし(@watanababy2010)さんです。「会社員と中学生の母娘+猫で暮らしています」。普段は、ポイ活や時短家事などの情報を発信しているそうです。

 母親のいわしさんが購入した写ルンです。娘さんは試しに、愛猫の姿をパシャリ。でも、令和世代の娘さんは「現像」についてどういうものかよく分からず、慌ててしまったそうです。スマホ世代で、写真はデジタルデータをいつでもすぐに共有できる時代。それに、写ルンですが世に出たのは1986年のことです。フィルムカメラを知らないのも無理はないですよね。

 いわしさんは「(娘は)写真を撮ればすぐに見られると思ったらしく、カメラをぐるぐる回してモニターを探していました。学校のイベントにはインスタントカメラしか持ち込めないので、このまま使用する予定です」と話します。「残りはイベントで使うので、まだ現像に出していません。どのような写真が出来上がるか、まだ見ていないので、この先の楽しみです」とのことです。

 投稿は2.3万件の“いいね”、3100件以上のリポストを集める大反響。「現像…結構ハードル高いですなぁ 3日くらいかかったわよね、昔は。今ってどうなんでしょう?」「手振れ補正ないこと教えてあげてください。近すぎるとピンぼけすることも笑」「はははー。昔はスマホもデジカメもなかったんだぜ。(泣)」「現像したらブレブレだった 真っ黒で見えない などなど届くまでドキドキですよね」「そうか、知らないんだ・・」「今の子知らないですよね~」など共感の声が続々。子育て当事者の同じ体験談も寄せられていて、「いっそ学校で現像の授業やったら面白いのに」といったユニークな意見も届いています。

 時代が何周もして、意外なものが再びブームになったり、昭和・平成レトロが改めて注目を集めています。今回のエピソードには、時の流れの懐かしさと不思議さを感じます。

「携帯電話にカメラがついたときは本当に画期的でびっくりして、あまりの面白さに何度も撮ったものですが、デジタルネイティブの子どもたちは生まれたときからそれが当たり前で、今回子どもがインスタントカメラの機能のシンプルさに驚いていたのを見て、『そりゃ価値観も違うよな』と改めて思いました」と、いわしさん。

 令和のデジタル世代は、懐かしのカメラで、どんな光景を思い出として記録するのでしょうか。「時代はずっと変化しつづけ、未来では『現在』がまた古く不便なものに見えるのだろうと想像すると、現在の感覚を覚えておきたいなあと思ったります。レトロさがブームになるのはいつの時代も同じなので、ほほえましく感じています。子どもがこのカメラでどんな写真を撮ってくるのか、楽しみにしています」と話しています。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)