世界中で高く評価されている日本食。外国人観光客にとって、日本を訪れる楽しみのひとつになっています。初訪日のスペイン人カップルは、母国では食べたことがなかった日本食に感動したそう。いったい、どんな料理だったのでしょうか。

　◇　◇　◇

「何年も前からずっと来たかったんです」と念願叶って初訪日

　スペイン・バレンシアから、初めて日本へやってきたボルハさんとアイダさん。15日間の滞在で、大阪や京都、奈良、富士山をめぐりました。

　日本の文化に触れることが楽しみだったというボルハさん。「大阪では食べ歩きが楽しかったです。日本には、何年も前からずっと来たかったんです」と、念願の訪日に満足げな表情です。

「京都のお寺や、大阪の人の多さ、奈良の鹿とか、それぞれ特色があって印象に残っています」と、アイダさんはこれまでの旅を振り返ります。街を散策するなか、驚いたこともあったそう。

「SNSでも日本の情報に触れていたから、日本人のマナーの良さや街のきれいさは知っているつもりでいたけれど、実際に来てみて、『え、本当にゴミ箱がないのにきれいなんだ』と日々、実感しています」

「毎日、うれしくて食べまくっています」　日本食に大満足

　そんなふたりにとって、日本食も楽しみのひとつでした。

「毎日、うれしくて食べまくっています。ラーメン、寿司、焼き鳥、和牛、うどん。大福も、おいしかった！」

　バラエティに富んだ日本食に大満足のアイダさん。初めて日本で味わう料理の数々に、感動が止まらない様子です。なかでも、一番のお気に入りはトンカツでした。

「スペインでは食べたことがなくて、日本で初めて食べました。今のところ、日本で食べたなかではトンカツが一番かなぁ」

　日本のトンカツは、サクサクとした衣の食感と、柔らかくて甘い豚肉の味わいが特徴的。近年、外国人観光客の間で人気が高まっています。海外進出しているトンカツ専門店もありますが、アイダさんたちは初めて食べたそう。日本独自の味わいに、舌鼓を打ちました。

　これから東京観光をするそうで、「東京もいろんな顔があるから、探索するのが楽しみです！」と、目を輝かせたふたり。東京でも、日本ならでは味わいを存分に堪能してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）