話題
「おいしそうって思った」 折り紙でできた“夏の味覚” 食欲そそられる作品に10万人驚愕 制作の背景を作者に聞いた
公開日: / 更新日:
折り紙で再現した“おつまみ感”

投稿者のTatsumiさんは、折り紙作家。Xにさまざまな作品を投稿しています。
投稿者さんによると、今回の作品は「白い直方体をどうすれば豆腐に見せられるか」という、以前からの課題に取り組むなかで生まれました。「しょうゆの跡をつけてみたらどうだろう?」というひらめきから試作を始めたそう。
ただ、今回は手元にあった普通の茶色の折り紙で折ったため、イメージと少し違った仕上がりに。あくまで“途中経過”として投稿しました。さらに、単体では豆腐に見えるかどうか少し不安だったため、以前制作したビールの作品を隣に添えて公開することにしたのだとか。
「並べてみたら、思った以上に“おつまみ感”が出ました。ビールについては泡が垂れているところ、冷ややっこはしょうゆが溜まってから側面を流れた様子を表現することにこだわりました。複雑系の折り紙作家としては、技術的にとくに難しいことはしていません」
「折り紙好きのおっさん」から作家へ

そんなTatsumiさんが、折り紙作家になったきっかけを教えてくれました。
「前川淳先生の『本格折り紙 入門から上級まで』を読んで、興味を持ったことです。初めは『折り紙好きのおっさん』を自称していましたが、作品が知られるにつれて『作家さん』と言われるようになり、なんとなく作家を名乗り始めた感じです。その後、いろいろ実績ができたこともあり、今では日本折紙学会会員の折り紙作家として活動しています」
Tatsumiさんは「今後もかわいい小動物や食べ物作品をもっと増やしていきたいです」と、意欲を見せます。
そんなTatsumiさんのイチオシの作品は、著書「折り紙キャッツ&ドッグス プレミアム」でも見ることができます。今後の新作にも注目したいですね。
(Hint-Pot編集部)