カルチャー
「ショックだった」 カナダ人が日本の駅で衝撃 「びっくりして出てきました」と話した場所とは
公開日: / 更新日:

最新の技術と伝統が共存する日本。日常のささやかな場面にさえ、驚きや発見が隠れています。初めての日本に胸を躍らせながら旅を楽しむカナダ人3人組は、予想外の“昔ながらのスタイル”との遭遇に驚いたといいます。それはいったい、なんだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
日本のアニメ好きが高じて初訪日の3人組
初めて日本へ来た、カナダ人のニッキーさんとテサさんとアイルランドさん。3週間の滞在で、京都や大阪、奈良、東京をめぐります。
テサさんとアイルランドさんはいとこ同士。そして、ニッキーさんはふたりの共通の友人という間柄で、日本の文化が好きという共通点があったことから今回の旅が実現しました。「3人とも日本の作品やアニメが好きなので、ずっと日本に来たかったんです」とテサさんはいいます。
長年の夢だったこともあって、下調べは十分にしてきた3人。しかし、アイルランドさんには、少しだけ残念なことがあるそうです。
「この時期にしたのは、茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園の“ネモフィラの丘”に行きたかったからなんです。TikTokでたくさん流れてきたので、どうしても見たくて。満開の時期にちょうど合うように来たのだけど、実は行かなかったんです。見頃が例年より早かったみたいで……」
それでも3人は予定を柔軟に変更。漫画が大好きな3人は、京都府京都市の京都国際マンガミュージアムへ足を運びました。
「私は8年くらい日本語を勉強してきたので、ひらがななら読めます。どの漫画も漢字にルビが振ってあったから、読める! と思い、2時間くらい夢中で過ごしました」
そう笑顔で振り返ったアイルランドさん。日本語の知識が、旅の楽しみをさらに深めてくれたようです。
「びっくりして出てきました」
こうして日本を大満喫している3人ですが、旅の道中でカルチャーショックを受けたことがあったといいます。それは、日本の和式トイレでした。
「私がショックだったのは、駅の和式トイレです。和式と洋式、両方の選択肢があるのをよく見ずに入ってしまって……。びっくりして出てきました。カナダにもあると思うのですが、実際に遭遇したことはなかったので」
そう話すのは、テサさん。アイルランドさんも同意し、「びっくりしていたよね」と、振り返ります。
日本のトイレは、暖房機能や温水洗浄がついた洋式便座が世界的にも有名で、外国人からも大好評です。
その一方で、日本古来の和式トイレは、今も一部の公共施設などでは現役使われています。ところが、日本人であっても子どもや若い世代のなかには利用経験がない人も増えており、敬遠されることも少なくなくありません。
こうした発見も楽しんでいる3人。残りの滞在でも、日本でしかできない経験を存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)