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「子ども連れのお母さんたちにとってはありがたい」 シンガポールの路線バスのルール 日本との違いとは

公開日:  /  更新日:

著者:荒木 優里

ベビーカーを広げたままの乗車も可能

バスの優先スペースには注意書きが【写真:荒木優里】
バスの優先スペースには注意書きが【写真:荒木優里】

 バス車内のルールは、電車と同じく、飲食禁止です。シンガポールは暑く、水分補給が欠かせませんが、乗る前に必ず済ませるように心がけています。そして、匂いの強いドリアンも持ち込み禁止です。

 日本ではバス会社によってベビーカーの乗車に関するルールが異なり、“ベビーカー折り畳み論争”が話題になることもありますよね。シンガポールの路線バスではほぼすべて、ベビーカーを折りたたまずにそのまま乗せることができます。

 バス中央部分に優先スペースがあり、車いすの方が優先ですが、ベビーカーもそのスペースを使用できるルールです。大きめのベビーカーでも、基本的にはバスの後方ドアから広げたまま乗せることができるため、子ども連れのお母さんたちにとってはありがたいとよく聞きます。

 ただし、混雑した場合には、畳んだり、次のバスに乗るように案内されたりすることもあるそう。ベビーカーのままバスを利用するときのマナーについては、日本もシンガポールも同じようです。

 衛生的で、子連れ旅行もしやすいといわれているシンガポール。訪れた際には路線バス移動を楽しんでみるのもいいでしょう。

※1シンガポールドル=111円で換算(5月26日時点)。

(荒木 優里)

荒木 優里(あらき・ゆり)

米ニューヨーク州在住のフリーアナウンサー。慶應義塾大学を卒業後、KSB瀬戸内海放送、テレビ埼玉で局アナとして勤務し、報道番組のキャスターや情報番組の中継リポーターなどを担当。2022年夏に渡米し、現在は初めて体験する海外生活での奮闘ぶりを日々発信中。