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「アメリカだったら早い、安いが最優先」 日本の食文化を大絶賛するアメリカ人 「きれいに作られている」と感動したものとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカ人の(左から)ディーンさんとダニエルさん【写真:Hint-Pot編集部】
アメリカ人の(左から)ディーンさんとダニエルさん【写真:Hint-Pot編集部】

 世界から称賛されている日本の食文化。自分の国と比較し、衝撃を受ける訪日外国人も少なくありません。初めて日本へやってきたアメリカ人男性は、日本でさまざまなものを食べて、他国との圧倒的な差を感じたといいます。いったい、どんなことに感動したのでしょうか。

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弟の留学をきっかけに初訪日 日本での食事に感激

 アメリカで生まれ育った、ディーンさんとダニエルさん。ふたりはいとこ同士で、ダニエルさんは現在、ヨーロッパで暮らしています。ふたりとも日本へ来るのは初めてです。

 半年前から日本に留学しているディーンさんの弟に会うため、日本行きを決意。2週間の滞在を予定していて、弟と合流した後、東京、大阪、京都をめぐります。

 そんなふたりは、滞在中に母国・アメリカや、ヨーロッパと比較して、圧倒的な違いを感じていることがあるそうです。それは、日本の食文化です。

「日本は、アメリカと比べると食べ物がおいしいですよね。例えば、ハンバーガーとかでもそう。すべてがきれいに作られています」と、ダニエルさんは大絶賛。普段食べ慣れているものにも、クオリティの差を感じたようです。

 ディーンさんも「真ん中にこれ、とか、すごく細部に気を使っているというか」と、日本の飲食店の丁寧な仕事ぶりに感激していました。

 日本の飲食店では基本的に、接客マナーから調理、商品提供までの流れなどがマニュアル化されています。さらに、なるべく温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で、早く提供することを徹底して取り組んでいるところが少なくありません。日本人にとっては当たり前ですが、ふたりは新鮮さを覚えたようです。

「アメリカだったら早い、安いが最優先されて、入っていれば良いって感じで雑」と、苦笑いするディーンさん。ダニエルさんも共感しながら、日本食のレベルの高さに目を見張ります。

「僕が今住んでいるヨーロッパでも、イタリア、スペイン、フランスとか、食にプライドを持っている国も多くて、『うちの国の食事が最高だよ』って感じだけど、いやいやいや、日本食のほうがおいしいでしょうと思うよ」

 日本ならではの食文化に感動するふたり。これから行く先々で、日本でしか味わえない食をたくさん楽しんでほしいですね。

(Hint-Pot編集部)