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“拒否モード”の柴犬を励ます「優しいお友達」 温かい光景にほっこり 「仲間意識“あるある”」「会話を聞きたい」
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柴犬の飼い主さんにとって“あるある”の、散歩中に発動するイヤイヤモード。突然、一歩も動かなくなることから、“拒否柴”と表現されることもあります。X(ツイッター)では、突然散歩を拒否した柴犬の光景に、9万件を超える“いいね”が集まっています。そばには、優しく寄り添う友達の姿が。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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ゴロンと寝そべる柴犬を囲んで励ましてくれる「優しいお友達」
「“拒否柴”を発動すると励ましにきてくれる優しいお友達」
そんなコメントとともに投稿された写真には、道路の上に集まる4匹の柴犬が写っています。中央には、完全に散歩を拒否してゴロンと寝そべる柴犬が。その姿を、3匹の柴犬が見守っています。
左側の赤柴は、中央の柴犬の顔をのぞき込み、右側の黒柴も寄り添うように立っています。奥にいる柴犬は、まるで「頑張れ!」と励ましているような表情。友達を思いやる、温かい光景が広がっています。
投稿は9.1万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「仲間意識“あるある”ね~」「見事な柴ストwww」「みんな優しい」「良いお友達がいてよかったね」「会話を聞きたいw何を喋っているんだろう」など、さまざまな声が上がっています。
“拒否柴”が日常 優しい友達がたくさんいる会長くん

“拒否柴”を発動させていたのは、3歳の男の子「会長」くんです。「家族の中で一番偉い」ことから、名付けられました。ツンデレで、基本的には頑固な性格だそうですが、人懐っこく、甘えるときは思いっきり甘えます。感情表現が豊かで、うれしいときや疲れたとき、怒っているときなどは、表情や顔色がはっきりと変わるそうです。
そんな会長くんは、散歩の途中で急に“拒否柴”になることがよくあります。1~2時間の間に5~10回ほど立ち止まって動かなくなるそう。話題の写真が撮影されたときの状況について、飼い主さんはこう説明しています。
「そのときの状況で理由はいろいろあるのですが、このときはおなかがすいておやつがほしかったか、みんなにかまってほしかったかのどちらかではないかと思います。“拒否柴”をすると、ほかの飼主さんがおやつをくれたり、なでなでしてくれたりするので、大勢で散歩するとよくこうなります。このときは全部で6~7頭くらいで散歩をしていました」
写真に写っていた柴犬たちは、会長くんの幼なじみ。子いぬの頃から一緒に散歩をしていて、仲良しです。
いつも“拒否柴”を発動してしまう会長くんを優しく見守る飼い主さん。実は、複雑な思いを抱えているといいます。
「私が呼んでも聞こえないふりをするのに、ほかの飼主さんに呼ばれると急に起きて駆け寄っていったりするんです。9割は微笑ましい気持ちになる一方で、1割くらいは『私は無視かい!』と微妙な感情になりますが、そんなやり取りも含めてかわいいなと思っています」
マイペースに散歩を楽しみ、“拒否柴”を発動させては周囲の柴犬たちに励まされている会長くん。幸せいっぱいな日常は、飼い主さんのインスタグラムアカウント(kaicho_shiga)でも見ることができますよ。
○取材協力:会長さん(@kaicho_shiga)さん
(Hint-Pot編集部)