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「ドイツでも食べられるけれど、とても高価」 ドイツ人が日本で感動 “本場”の味わいに驚いた日本食とは
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世界中で愛されている日本食。“本場”の味を求め、海を越えてやってくる外国人旅行者は少なくありません。ドイツから日本を訪れたふたりの男性は、旅の中で、ある日本食にすっかり魅了されたといいます。いったい、どんな料理だったのでしょうか。
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沖縄から東京までゆったり旅 2度目の日本と、初めての日本
ドイツから日本へやってきた、アメリカ人のクリスチャンさんとドイツ人のマットさん。今回の滞在は3週間にわたり、沖縄本島と座間味島から旅を始め、神戸や京都、伊豆を経て東京へとめぐっています。
クリスチャンさんにとって、今回が初めての日本旅行だそう。旅先として選んだ理由には、家族とのつながりがありました。
「短い間だったけど、父が日本に住んでいたことがあって、見てみたいなと思っていたんです」
一方、マットさんは8年前に日本を訪れたことがあり、2度目の訪日です。
「1度目に来たときに、日本はとても良いところだと思ったから、クリスチャンが行くと聞いて一緒に来ました」
「素材を食べている感覚が好き」 “本場”の日本で刺身を堪能
ふたりは居酒屋へ行ってみるなど、多彩な日本食を楽しんでいます。なかでも、マットさんが気に入ったのは刺身だそう。
「刺身が一番好き。ドイツでも食べられるけれど、同じようなクオリティのものを食べたらとても高価なんですよ」
日本の刺身は、世界的に見ても非常に高く評価されています。その理由として挙げられるのが、鮮度を保つための高度な流通技術と、繊細な下処理の技術。魚の切り方ひとつにも職人の技が光り、計算されたおいしさとして提供されています。
また、余計な味付けをせず、ワサビとしょうゆだけで味わうスタイルも、素材の良さを生かす日本特有の食文化です。マットさんは、そうした点も好きな理由のひとつだといいます。
「僕は、その素材を食べているような、シンプルなものが好きなんです。でも、ドイツで寿司を食べると、酢飯がネタよりもはるかに多かったり、変なソースがかかっていたりします」
本場の刺身を味わったふたり。残りの旅でも、そんな“日本ならではの一皿”との出合いを、存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)