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飲み物をこぼし「また買えばいいよね?」 3歳児を叱りつける夫にモヤモヤ…ネットも激論「どっちの気持ちも分かる」
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子育ての方針は家庭や人によってさまざま。中には夫婦で考え方が合わず、ぶつかってしまうこともあるものです。3歳児へのしつけを巡り、夫婦で意見の衝突があったことをつづった投稿が、ネット上で話題を集めています。投稿者のぬこぱんち(@PaIllycnGl24FPE)さんに詳しい話を聞きました。
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3歳の子どもがこぼした飲み物を買い直すか買い直さないか、夫婦で意見が衝突
「パパと『躾』の事で毎回合わない。とにかくパパは【他所様に迷惑かけたらいけない。】が強く、子どもがちょっとでも泣くと、すぐ帰ろうとする」
今月23日SNS上に投稿された、テーマパークでのある親子のやり取りを巡るエピソード。3歳になる投稿者の息子はパーク内で買ってもらったイチゴラッシーに大喜びで、「自分で持ちたい」と一生懸命運んでいたところ、よそ見をして盛大に中身をこぼしてしまったといいます。
「また買えばいいよね?」と気持ちを切り替えようとした息子に対し、投稿者の夫は「よそ見したら溢れるって何回も言ったよね!? もう買わないよ!!」と叱責(しっせき)。かわりに自分が飲んでいたメロンラッシーを半分あげようとしましたが、イチゴラッシーを楽しみにしていた息子は泣き出し、夫の「泣くなら帰るよ!!」の一言でさらに大泣きしてしまったそう。結局、投稿者が新しいイチゴラッシーを買い与え、その場を収めたといいます。
一連の出来事について、投稿者は「私からしたら溢したのはワザとではないし、溢れたものは仕方ないし、ちゃんと(子ども)が片付けを手伝って『溢してごめんね』って言えば、新しいの買えばいいと思ってて、結局、私が新しいの買ったけど、怒るほうがいいのかな ワザとなら100買わない。でも難しい」と自問自答。
投稿は2000件を超えるリポスト、1万件以上の“いいね”が寄せられており、「3歳に求めることじゃない」「飲み物を子供に持たせた時点で『やらかす』覚悟はすべき」「私は結構パパさんと同意見かも…」「子供の方から『また新しいの買えばいいよね』って言ったなら、私なら絶対に新しいのは買わない」「こんなのたった3歳の子に言い聞かせたってただ『いちごラッシー飲めなかった悲しかった』って記憶しか残らんと思う」「また買えばいいって慣れると、物を大事にしなかったり、誰かに買ってもらえるし、って考え強くなる場合もあるから、難しいよなぁ……」「どっちの気持ちも分かる」など、さまざまな意見が上がっています。
30代女性で、20代の夫、3歳息子の3人家族という投稿者。久しぶりに親子3人でテーマパークを訪れた際、飲み物をこぼした息子への対応を巡り、夫のしつけの厳しさにモヤモヤした感情を抱いたと口にします。
「私は旦那に商品を渡し、ゴミを捨てるためにその場を離れていました。戻ると息子が人通りのない隅っこのところでラッシーを運んでいて、私に気づいて『あ、ママ!!』とよそ見をした瞬間、バッシャーンとラッシーを全部こぼしてしまいました。息子は一瞬悲しい顔をしましたが、『また買えばいいよね?』と私に言ったところ、旦那が『よそ見したらあかんって言ったやろ!! 新しいのは買いません。僕のメロンラッシー半分飲んだらいいわ』と言い、どうしてもイチゴラッシーが飲みたい息子は泣き出してしまいました」
夫は息子に「楽しく遊んでるのに泣くんだったらもう帰るで!! 泣き止む? それとも楽しく遊ぶんか?」と問いかけ、「帰る」という言葉に反応した息子はさらに大泣き。投稿者が「遊園地なんてよそ見するよ!」と間に入り、イチゴラッシーは買い直し、息子も「ごめんなさい」を言って、3人で片付けをしてその場を収めたといいます。
「私は普段持ち慣れてないものを手が未発達な3歳に持たせるのはまだ早いと思っていて、旦那は挑戦して失敗して成長していく派。でもユニバでしなくても良くない? と。息子も発言は良くなかったから、怒るのではなく理由を説明すればいいのに。旦那は息子が泣いたら問答無用で切り上げなので、お互い『言い方甘すぎ』『言い方厳しすぎ』って思っています。ただ、お互い最終的には『人に迷惑かけることもあるけど、なるべく最小限に自分で出来る精一杯はかけないように心掛けよう』と意見は割れてないので、仲良くやれています」と投稿者。
「また買えばいい」という息子の発言については、「息子が家で牛乳をこぼしたときに、私が『ワザとじゃないからまた買ってあげるからね』と言っているのをまねしているだけなので、まだちゃんとした意味までは理解できていないと思います。夜に『この言い方は良くないよ。またすぐ買って貰えるから適当に物扱ったらママは嫌だよ? 貸してあげたおもちゃガンガンお友達にされて、新しいの買えばいいよね? って言われたらどう思う?』と言ったら、『あい! わかりました! 落としてごめんね……』と言ってましたが、多分まだ1割くらいしか伝わってないので、これからも繰り返し言って聞かせようと思います」と口にします。
あらためて、一連の反響については、「うちはうち、他所は他所なので、自分の子どもの言葉や行動を見て、夫婦で話しながら子育てしていくつもりです。(子育ての方針が)合わないから悪いなんてことはなくて、そこでお互いが譲らないのが良くないことだと思っているので、ちょうどいいところに合わせられたらなと思います」と話しています。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)