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「正直、最初はちょっと怖かった」 アイルランド人が抵抗感を示すも…1年後には大好きになった日本食とは
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見た目の美しさ、繊細な味わい、そして健康的なイメージ。世界で注目を集める日本食ですが、文化や食習慣が異なる外国人にとっては、驚きや戸惑いを感じる場面もあるようです。アメリカとアイルランドから日本に来たふたりの女性は、日本の食文化をどのように受け止めたのでしょうか。思わず「怖い」と感じた料理とは――?
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「そのまま!?」でも…日本でなら安心できた
アメリカ人のアビーさんと、アイルランド人のクララさん。ふたりは夫の仕事の都合で日本へ移住して、約1年になります。日本の文化を尊重しながら、日々の生活を楽しんでおり、これまでさまざまな日本食にも挑戦してきました。
そんなクララさんが好きな日本食として挙げたのは、寿司や刺身です。
「私は寿司かなぁ……。サーモンとマグロが好きです。刺身は正直、最初はちょっと怖かったんです。ほかの国だと『生の魚をそのまま食べるって、どうなの!?』と思っていました。でも、日本で食べる刺身なら新鮮ですから」
刺身は、加熱せずに魚介の旨味をそのまま味わう、日本を代表する料理のひとつです。日本の刺身は基本的に、鮮度や衛生面が徹底的に管理されているため、安心して食べることができます。また、切り方や盛りつけにも、職人の技が込められています。
魚ごとに旬の季節が違うため、その時期に最もおいしい魚を楽しんだり、さまざまな部位を食したりするのも、日本の食文化ならではの奥深さ。信頼できる環境で食べる刺身だからこそ、クララさんのように「怖い」から「おいしい」へと印象が変わるのかもしれません。
「あの食感はちょっと…」 アビーさんの苦手な食材とは
一方で、「ちょっと苦手だったものもあります」と話すのはアビーさん。とくに印象に残っているのは、日本へ来て間もない頃に食べた海鮮丼に入っていたタコです。
「食べ慣れていないし、あの独特の食感がちょっと無理だったかもしれません。でも、残したら失礼かなと思って、なんとか完食しました」
日本では定番のタコも、海外だとなじみがない食材のひとつ。アビーさんも、新鮮でおいしい日本の海鮮が好きではあるものの、タコだけは苦手に感じたようです。
小さな戸惑いも、新たな発見も、日本での暮らしの一部。これからも、おいしい日本食をたくさん見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)