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「スペインだったらこうはいかない」 スペイン人が日本で新婚旅行を満喫 母国との違いを感じた日本人の振る舞いとは
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日本人にとっては当たり前の日常でも、外国人が思わず驚いてしまうことはたくさんあります。そんな日本の常識が、自分の国ではあり得ないと感激する人も少なくありません。初めて日本を訪れたスペイン人夫婦は、日本人とスペイン人の違いに衝撃を受けたそう。ふたりが注目したのは、いったいどのようなことだったのでしょうか。
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22日間滞在し、ハネムーンを満喫
スペイン北部にあるガリシア州から、ハネムーンを楽しむためにやってきたミケルさんとテレサさん。日本へ来るのは、今回が初めてです。22日間の滞在を予定し、大阪や京都、姫路、広島、東京などをめぐる予定です。
ずっと日本に来てみたかったというテレサさん。仕事の都合でなかなか調整ができなかったそうですが、念願叶っての初訪日に心を躍らせていました。ミケルさんもやっと長期休暇が取れ、日本でハネムーンを満喫できることを喜んでいます。
「なかなか長い休みが取れなくて。でも、せっかく日本へ来るのに、10日間とかだともったいないでしょう? だから、今回は22日間もの休みをちょうど取ることができて、最高のタイミングでした。食べ物や文化もそうだけど、日本の日常を楽しみたいなと思っています。なるべくいろんな経験ができるといいですね」
日本の街の静けさに衝撃!
さまざまな場所へ足を運び、日本の日常に溶け込むようなひと時を過ごしたというふたり。そのなかで、ミケルさんには気になったことがあるといいます。
「日本はとても静かですよね。まるで誰もしゃべっていないみたい。僕たちスペイン人は話し声が大きいから、どこでもうるさいんです」
日本では、周囲に気を配り、迷惑をかけないように行動するのが、ごく自然なマナーとされています。そんな日本の光景に、ミケルさんは感心したようです。
「日本人からはリスペクトを感じる」とテレサさん。それにはミケルさんも共感し、「そうだね。お店とかに入るとみんな笑顔で迎えてくれるじゃないですか。話し方も丁寧だし、すごくウェルカムな感じ」と、日本人の振る舞いを絶賛します。
ふたりは、丁寧な接客や質の高いサービスといった日本の“おもてなし”文化に感動し、新鮮さを覚えた様子。「スペインだったらこうはいかない。そのときの気分しだいですから」と笑いました。
母国との違いも受け入れながら、日本の旅を楽しむふたり。滞在中に、日本の魅力をたくさん見つけてほしいですね。
(Hint-Pot編集部)