話題
「突然の宣戦布告ww」 特急列車で起きた珍事件 外国人に翻訳アプリで話しかけたおばあさん 聞こえてきたまさかの英文とは
公開日: / 更新日:

外国人観光客が増えるなか、便利なのが翻訳アプリです。コミュニケーションが必要になったときなどに頼れるツールですが、日本語特有の表現が思わぬ誤訳を生むことも。そんなまさかの場面に遭遇してしまったという、X(ツイッター)の投稿が14万件もの“いいね”を集めて話題になっています。投稿者の隣神(@orphenoch555)さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
「口角が上がりまくってしまった」
隣神さんがある日、特急列車に乗って移動していると、上品な雰囲気のおばあさんが乗り込んできました。おばあさんはリクライニングシートを倒したくなったようで、後ろの席の外国人に「背もたれを倒していいか」と伝えようとしていたそうです。
ところが、うまく言葉が出てこず、おばあさんは「ワタワタ」とした様子で翻訳アプリの読み上げ機能を使うことに。すると、車内にアプリの音声が響きます。アプリが発した英語を耳にした隣神さんは思わず「口角が上がりまくってしまった」そう。
なんとおばあさんは「Can I defeat you?」――直訳すると「あなたを倒してもいいですか?」と伝えていたのです。
「たぶんダメだよ」と顛末を綴った投稿は大きな話題を呼び、なんと14万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「機械翻訳にかけるときは、主語を省略したらダメとアレほどw」「その後どうなったか知りたい」「突然の宣戦布告ww」などの声が寄せられています。
戸惑ってしまったヨーロッパ人風の若い男女
日本語では、文脈から意味が明らかな場合には、主語や目的語を省略するのが一般的です。そのため「倒していいですか?」のように、省略したまま翻訳アプリに入力してしまうと、思わぬ誤訳を生むことになってしまいます。
こうした失敗は、日本人が翻訳アプリを使うときの“あるある”ですが、外国人からすると大いに戸惑ったことでしょう。おばあさんが声をかけたのは、ヨーロッパ出身らしき若い男女で、男性は「hm…」と困ったような反応を見せていたそうです。
外国人とやりとりをする際には、心を通わせようとする姿勢が何よりも大切。とはいえ、翻訳アプリを使うときは、できるだけ主語や目的語をはっきり入力するほうが安心でしょう。ちょっとした工夫で、思いが伝わる確率もぐっと高くなりそうですね。
(Hint-Pot編集部)