「使い勝手が良いので日本から持って行きましたが…」

　IKEAのバッグに関する、意外な事情を教えてくれたとらべとさん。ご自身がその違いを実感した経験や、旅行にまつわるお話などを伺いました。

Q. 今回の投稿をしようと思った理由を教えてください。
「私は旅行好きで、年の半分は海外にいます。そうして海外と日本を行き来しているなかで、ふと日常の光景にギャップを感じたためです」

Q. 別のご投稿によると、IKEAのバッグを持って飛行機を利用しようとした際に「爆笑された」ことがあるそうですが、なぜでしょうか？
「イタリア発の飛行機の、ビジネスクラスチェックインカウンターでの出来事です。帰国時に洗濯物が多くてスーツケースに入り切らなかったため、IKEAのバッグを利用しました。大きくて収容力があり、使い勝手が良いので日本から持って行きましたが、現地では嘲笑の対象ということがあまり理解できていませんでしたね」

Q. ほかにも、海外で「日本ではありだけれど、これはちょっと……」と思ったことがあれば教えてください。
「ハイブランドで着飾って、街をうろうろすることでしょうか。とくにパリやミラノのような、日本人から見ると“憧れの対象”になりがちな都市では、着飾って観光を楽しむ、日本人を含むアジア系の観光客を数多く見ます。しかし、現地民からすると謎すぎる存在です。スリや犯罪の対象として見定められることが非常に多いので、危険を感じます。ヨーロッパ観光の鉄則は『身軽・普段着・軽装』です」

Q. 投稿は大きな反響を呼びました。それに対する感想や、印象的なリプライはありますか？
「現地在住者からの反応は、『わかる・わからない』で割れています。都市部や発展している国の方の場合は、共感してくださる内容が多かったです。その反面、郊外や人口が多くない街に在住していると思われる方の場合は、わからないという声が多かったと感じます。また、現地在住の外国人から日本語で送られてきたリプライのなかでは、『それは生活苦感象徴です』とはっきり指摘する言葉をいただいたことが強く印象に残りました」

Q. 国内外を広く旅していますが、絶対に持参する、意外なお役立ちアイテムがあれば教えてください。
「日本で売られているナイロン製ボディタオルは、ベストオブベストです。水圧の低いシャワーや固定式シャワーで、体をしっかり洗えます。また、バスタブの簡単な掃除など、なんでもこなす優れものです。もうひとつは、浄水シャワーヘッドでしょうか。東南アジア旅行では必須アイテムです。カルキや、ある程度の不純物をろ過してくれるものもあり、かなり役立つと思います」

　国や地域によって、ルールやマナー、感覚はそれぞれ違います。旅で訪れた先の習慣を尊重して、快適に楽しみたいですね。

（Hint-Pot編集部）